高橋英樹、『にっぽんの芸能』司会に就任「古典芸能は原点」

引用元:オリコン
高橋英樹、『にっぽんの芸能』司会に就任「古典芸能は原点」

 歌舞伎や能狂言、舞踊に邦楽演奏など、さまざまな古典芸能の魅力を紹介するNHK・Eテレの番組『にっぽんの芸能』(毎週金曜 後11:00~11:54)がリニューアル。前任の石田ひかりから司会を引き継ぐのは、古典芸能の大ファンだという俳優の高橋英樹。若いころ、歌舞伎の名優・二世尾上松緑に弟子入りして舞踊を学んだ高橋は「日本人として、俳優として、古典芸能はいつでも立ち戻るべき原点」だと言う。

【写真】前任の司会者は石田ひかり

 リニューアル初回の4月3日の放送は、「令和の春 新たな門出」として、歌舞伎俳優・片岡仁左衛門をゲストに迎える。門出にふさわしい華やかな舞踊「お祭り」をスタジオで披露。また、世界的に活躍する作曲家・藤倉大が手がけた番組テーマ音楽の収録風景や、いとうせいこうが古典芸能の魅力を掘り下げるコーナー「古典芸能ことばの魔法」もある。

 長い歴史のなかで磨き上げられた作品の数々と一流の芸。その迫力と感動を、中條誠子アナウンサーとともに楽しくわかりやすく伝える。高橋は「前々から古典芸能は好きでございますが、それでも知らないことが非常に多くあります。ですから、この番組を通じて新たな出会いがあり、そこから何か吸収ができれば良い勉強になり、ありがたいことだと思っています。意欲を持って古典芸能の世界を楽しみたいです」と、意気込みを語っている。

■高橋英樹のコメント
 私の俳優としての原点は、古典芸能の素晴らしい名人たちとの出会いにあります。そんな大好きな古典の魅力を、これから毎週皆さんにお届けできるということで、いま大変に気合いが入っています!

 (初回ゲストの)片岡仁左衛門さんについて芝居を見に行ったりはしていましたが、お仕事としてはお互いが26歳の時以来、50年ぶりにお会いしました。歌舞伎役者の中でも仁左衛門さん独特のお役をやられることが多く、歌舞伎界の中でもあの仁(にん)はお一人だけなのではないかと思います。

■4月のラインナップ
4月3日 令和の春 新たな門出~片岡仁左衛門 を迎えて(ゲスト:片岡仁左衛門/歌舞伎俳優)
4月10日 理想の妻を求めて大騒動!歌舞伎「釣女」(ゲスト:中村莟玉/歌舞伎俳優)
4月17日 太郎冠者が大集合!彩り豊かな狂言の世界(ゲスト:桂吉坊/落語家)
4月24日 蔵出し!名舞台「六世 中村歌右衛門」(ゲスト:山川静夫/エッセイスト)