朝ドラバトンタッチも異例 新型コロナ対策で報道陣入れず

朝ドラバトンタッチも異例 新型コロナ対策で報道陣入れず

 今月28日に最終回を迎えるNHK連続テレビ小説「スカーレット」(月~土曜前8・00)のヒロインを務める女優の戸田恵梨香(31)と、30日にスタートする次回作「エール」の主演を務める俳優の窪田正孝(31)が24日、東京・渋谷の同局で恒例のバトンタッチセレモニーを行った。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、報道陣を入れない異例の“無観客セレモニー”となった。

 新型コロナウイルス対策のため、2月29日の「スカーレット」クランクアップ取材会も中止。「エール」も主演(ヒロイン)が登壇してPRに努める恒例の第1週試写会&会見を行わず、小規模試写会を今月18~21日に6回実施。窪田は同局を通じて書面でコメントを発表。異例の対応が続いている。

 「エール」は朝ドラ通算102作目。モデルは全国高等学校野球選手権大会の歌「栄冠は君に輝く」などで知られ、昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而(こせき・ゆうじ)氏(1909~1989)と、妻で歌手としても活躍した金子(きんこ)氏。昭和という激動の時代を舞台に、人々の心に寄り添う曲の数々を生み出した作曲家・古山裕一(窪田)と妻・関内音(二階堂ふみ)の夫婦愛を描く。男性主演は2014年後期「マッサン」の玉山鉄二(39)以来、約6年ぶり。