最新作『あつまれ どうぶつの森』がもたらしたのは、「いつまでもプレイできる自由」

引用元:マグミクス
最新作『あつまれ どうぶつの森』がもたらしたのは、「いつまでもプレイできる自由」

 2020年3月20日(金)に、「どうぶつの森」シリーズ最新作、ニンテンドーSwitch用ソフト『あつまれ どうぶつの森』(以下:あつ森)が満を持して発売されました。3連休初日に発売されたこともあり、連休のほとんどをゲーム内での島の生活に使った人も少なくないのではないでしょうか。今作から盛り込まれた新機能によって、これまでのシリーズ作にはなかった「どうぶつの森」の遊び方が可能になっているのです。

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 最新作『あつ森』の発売から注目を集めているのは、今作より導入された「たぬきマイレージ」システムです。「たぬきマイレージ」とは、ゲーム内での通貨「ベル」とは別に特定のミッションをこなすことで貯まっていくマイルポイントのことです。

「魚釣り」や「虫取り」、「住民交流」などを通して貯まっていくマイルは、マイルでしか交換できないアイテムが入手できるだけでなく、今作の舞台となる無人島への「移住費用の返済」に充てるようにも促されます。つまり、マイルを集めること自体が、初心者に基本的な遊び方を教えるチュートリアルとしても機能しているのです。

「たぬきマイレージ」は、ゲームを進めていくことで、簡単にマイルが貯まる小さなミッションが更新されていく「たぬきマイレージ+(プラス)」の機能が追加されます。クリアするたびに新しいミッションが次々に追加される「たぬきマイレージ+」は、これまでのシリーズよりも”1日でできること”の領域を広げてくれます。

「どうぶつの森」シリーズは、”ゲーム内でやること”も、プレイする時間も、プレイヤーの自由であることが大きな特徴でしたが、今作より「好きなタイミングでやめられる自由」だけでなく、「1日のなかでいつまでもプレイできる」自由も兼ね備えたゲームに進化したと考えられます。

 ちなみに、『あつ森』のゲーム内の時間は、ニンテンドーSwich本体の時計(つまり、現実の時間の流れ)と連動していて、島の開発などさまざまな場面で「時間の経過を待つ」必要が発生します。そのため、これまでのシリーズ作ではゲーム機本体の時間設定を変更してゲーム内の時間をすすめるといった裏技を行うプレイヤーも一部に存在していました。

 もちろん、こうした行為は一般的に、ゲームのコンセプトから離れたズルい行為と認識されています。今作『あつ森』では、1日で活動できる領域が広がったため、このような行為を抑制する効果も発揮するものと考えられます。 マグミクス編集部