【ホビーメーカー合同展示会】なんだこの立体感は!ホビーストック「初音ミク 1/7 MIKU EXPODigital Stars 2020ver.」

引用元:Impress Watch
【ホビーメーカー合同展示会】なんだこの立体感は!ホビーストック「初音ミク 1/7 MIKU EXPODigital Stars 2020ver.」

 ホビーストックは、秋葉原で2月18日に開催された「2020 冬 ホビーメーカー合同展示会」にて「初音ミク 1/7 MIKU EXPO Digital Stars 2020ver.」の原型を出展した。

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 「初音ミク 1/7 MIKU EXPO Digital Stars 2020ver.」はワダアルコ氏が音楽イベント「HATSUNE MIKU Digital Stars 2020」のメインビジュアルとして描き下ろしたイラストを立体化した1/7スケールフィギュア。原型製作はみしま氏、ウイングが制作に協力している。発売は2020年を予定しており、価格は未定。

 「Digital Stars」の文字を描きつつ天を差す指先、DJイベントらしい少しダボッとしたジャンパー、そしてバッチリ決まった笑顔が素敵なイラストだが、フィギュアになってもその可愛らしさは健在。実はホビーストック初の初音ミクフィギュアということで、担当者曰く「滅茶滅茶気合入ってます!」とのこと。

 見どころは「立体感」とのことだが、パっと見でもまず目を惹く髪の毛と、衣装から伸びるリボンの情報量は凄まじい。細くうねるパーツが全方位に伸びて途方もない立体感を演出しており、後ろからのアングルは特に大迫力。リボンの一部がハートを描いているのも見逃せないポイントだ。加えて大きめのジャンパーの膨らみやシワ、垂直近くまで立ち上がったスカートの造形も素晴らしく、1/7スケールを超えた存在感を放っている。

 モチーフとなったイラストも素晴らしいものだが、フィギュアとして立体化したことで躍動感が更にマシマシ。単なるイラストの「再現」に留まらない、全方位から眺めてミクさんの可愛さカッコよさを堪能できる仕上がりには思わず舌を巻く。

 また、「ワダアルコ氏のタッチをフィギュアで再現するのはとても難しい(担当者)」という。ワダアルコ氏のイラストはふんわりした柔らかなタッチや目の描き方が特徴的だが、原型段階でもその良さがしっかりと再現されていることにも注目したい。今後の彩色で更に可愛らしくなることが容易に想定できる仕上がりで、完成が楽しみなフィギュアと言える。

 なお、本フィギュアは5月15日の札幌を皮切りに、大阪、福岡、そして東京を巡る「MIKU EXPO Digital Stars」のジャパンツアーの会場でも展示予定とのこと。「ツアー中に完成版をお見せできるかもしれない」とのことなので、ミクさんファンはイベントはもとより、フィギュアのほうにも注目していただきたい。

Art by ワダアルコ © CFM GAME Watch,柳島雄太