日テレ幹部、チュート徳井義実の番組復帰は「しかるべきタイミングで」時期は想定せず

引用元:スポーツ報知
日テレ幹部、チュート徳井義実の番組復帰は「しかるべきタイミングで」時期は想定せず

 日本テレビの小杉善信社長(66)の定例会見が23日、東京・汐留の同局で開かれた。

 パーソナリティーを務めるKBS京都「キョートリアル!コンニチ的チュートリアル」(土曜・後10時)に本格復帰するなど、芸能活動を再開したお笑いコンビ「チュートリアル」の徳井義実(44)の同局の番組への復帰について、小杉社長は「今のところ、変化はないと編成から聞いています」とだけ答えた。編成担当の福田博之取締役も「しかるべきタイミングで。時期は想定していません」とだけ答えた。

 徳井は東京国税局から18年までの7年間で総額1億2000万円の申告漏れが指摘されていたことが昨年10月23日に発覚。同日夜に謝罪会見を行ったが、その後、個人会社「チューリップ」が09年の会社設立以降、毎年期限内の申告が行われておらず、社会保険未加入だったこと、個人事業主としても所得税の無申告を繰り返していたことが発覚。同年10月26日付で活動を自粛していた。

 徳井は同局系では相方・福田充徳(44)とのコンビで「人生が変わる1分間の深イイ話」(月曜・後9時)と「しゃべくり007」(月曜・後10時)に出演。単独でも「今夜くらべてみました」(水曜・後9時)、「衝撃のアノ人に会ってみた!」(水曜・後7時)に出演していた。

 昨年10月の定例会見で小杉社長は「今回の件に関しましては、社会的に影響のある方なので、その方が国民の義務を果たしていなかったのは大変、残念。悪意があるなしでなく、結果責任を見ていかないといけないと感じています」と厳しく断罪した上で「日本テレビとしては吉本興業の対応を見て、これから収録する番組は当面見合わせ。収録済みの番組は最大限、配慮して放送する。配慮というのは編集面でということですね」としていた。

 また、闇営業問題に続く今回の問題での吉本への対応について聞かれた小杉社長は「吉本興業さんとは前回(闇営業の際)に申し入れ書を出して、先方とのやりとりをした経緯がある。今回も国民の義務などに関して、社会的責任のある出演者に対してのガバナンス(企業統治)をきちんとしてほしいと申し入れています」と、先週の段階で吉本サイドに申し入れをしていたことを明かしていた。 報知新聞社