不倫騒動の喜多村緑郎、「アホ!」と棒で叩かれる…「八つ墓村」開幕 カーテンコールでは涙目 深々頭下げる

引用元:スポーツ報知
不倫騒動の喜多村緑郎、「アホ!」と棒で叩かれる…「八つ墓村」開幕 カーテンコールでは涙目 深々頭下げる

 女優・鈴木杏樹(50)との不倫報道を認めた俳優・喜多村緑郎(51)が出演する新派特別公演「八つ墓村」が16日、東京・新橋演舞場で開幕した。劇中で「アホ!」と棒で叩かれる場面では笑いが巻き起こった。

 終演後は拍手が止まず、2度のカーテンコールが起きた。新派公演では極めて異例だ。喜多村は役とは違う神妙な面持ち。深々と長時間、共演者の誰よりも頭を下げた。お辞儀の大小を数えると、十数回続いた。

 歌舞伎俳優時代から喜多村を見ているという70代の女性は「一連の騒動をわびているように見えました。プライベートな話はよく分かりませんが、彼なりに役を頑張っていたのでは」とコメント。多くが舞台上からの“無言の謝罪メッセージ”と受け取ったようだ。

 今作は、映画でも知られる八つ墓村のたたりを描くもの。喜多村は名探偵の金田一耕助だけでなく、戦時中の心の傷で精神を病み、女性を乱暴に扱い大量殺人に走る多治見要蔵、久弥と主要3役を演じている。

 シリアスな作品だが、観客が笑って反応した箇所が2つ。伯母役の水谷八重子(80)から「アホ! アホ!」と棒でバシバシ叩かれる場面。またラストシーンで金田一役のときに伯母役の2人(水谷、波乃久里子)から「お達者で」「名探偵さん」と言葉を抱えられ苦笑い。観客には皮肉と受け取られようで、どっと笑いが起きた。

 不倫報道に関して喜多村は6日に全面的に認め、謝罪コメントを出している。思わぬ形で新派公演が脚光を浴びる形に。公演は3月3日までだが席にはまだ余裕がある状態だ。 報知新聞社