アニメ『Sacks&Guns!!』ヒロイン声優オーディション開催 プロ・アマ約1400名から選ばれたのは現役大学生・小畑かのんさん

引用元:デビュー

 ディー・エヌ・エーと創通、文化放送と株式会社毎日放送の4社が共同でオリジナルアニメ作品を創出する、「Project ANIMA」の原案公募コンテストで選出され、テレビアニメ化が決定した作品『Sacks&Guns!!(サクガン!!)』。そのヒロイン「メメンプー」役声優公開オーディション最終審査会が8日、文化放送メディアプラスホールにて開催された。プロ・アマ含めて1400名の応募者から選抜された7人のファイナリストが最終選考に臨み、東京都出身の現役大学生・小畑かのんさんがヒロイン声優に決定した。

【写真】特別審査員・緑川光、豊永利行らとの記念写真。

 特別審査員に、『Sacks&Guns!!』出演声優でProject ANIMAアンバサダーの緑川光、同じく『Sacks&Guns!!』出演声優で『真夜中のラジオ文芸部』パーソナリティ豊永利行を加えたを10人の審査員と、「YouTube Live」と「Periscope」の視聴者を前に、ファイナリストの7名は、劇中のセリフ審査と、ヒロインの親友「リンダ」役を務める声優・津田美波とのセリフ掛け合い審査に臨んだ。

 小畑さんは、事務所無所属からのエントリー。演じる役柄が9歳の天才少女という設定であることから、作り込んだ声で挑む出場者が多い中、小畑さんは比較的まっさらな声質で演じた。審査員からは「バトルの最中のテンポを上げて、全体に張り気味で」「挑発するセリフを楽しそうにテンション高く」という要求が飛び、小畑さんはそれに応えてアジャストしていく。その声は、津田との掛け合いによる相乗効果もあって、魅力的なキャラクターへと仕上がっていった。

 ヒロイン役として名前を呼ばれた瞬間、驚きの表情を見せ「頭が真っ白で言葉が出ないです…すごく嬉しいです」と喜びを表した小畑さん。そして「メメンプーは自分と重なる部分がたくさんあるコなので、一緒に成長していけたらいいなと思います」と語った。選考の結果、小畑さんを選んだ理由について、DeNA Project ANIMA 総合プロデューサーの上町裕介は「票は割れましたが、最後は全員が納得する結果になりました。一番ナチュラルな演技をしている人を選ぼうというのがポイントでしたが、堂々として、伸び伸びと演技が出来ていて、伸びしろも感じました」と総評を語った。

 フリーの小畑さんは青二プロダクションに所属し、プロの声優としての道を歩むことになる。青二プロダクションの先輩である緑川は「一緒に戦いましょう。いい刺激ですよ! 若い人から学ぶことも多いので、一緒に成長していけたら」とエールを送る。同作で共演する豊永は「現場で“あの時、めっちゃ審査してたやん!”みたいな顔で僕のことを見ないでください(笑)。同じ共演者として仲良くしてください」と笑わせつつ「拮抗した審査だったので、ほかの6名もここまで来たことは自信をもっていい。引き続き夢に向かって頑張ってください」と語った。