俳優・市原隼人 苦手な人と出会ったら…「人のいいところを先に見つけられる人間でありたい」

引用元:TOKYO FM+
俳優・市原隼人 苦手な人と出会ったら…「人のいいところを先に見つけられる人間でありたい」

大久保佳代子がパーソナリティをつとめ、ゲストと一緒にリスナーのお悩みに寄り添い、癒しの時間をお届けするTOKYO FMの番組「KOSE Healing Blue」。3月8日(日)の放送は、俳優の市原隼人さんが登場。リスナーからの相談に応えました。<リスナーからの相談>
私はふたり姉妹で姉です。妹とは性格が180度違うと思っていて、一緒に居て楽しいときもあればものすごく意見が合わないときもあり、そのときに激怒してしまうのです。理由は大体、妹が自己中心的なところに対してです。私もそこまで怒らずに、やさしく注意できたらいいとは思うのですが、嫌な部分が地雷すぎてカッとしてしまいます。

そんなに怒っても妹はすぐ忘れるのに、私はしばらく引きずってしまいます。こんなに怒ってしまうのは妹に対してだけですが、怒ってしまう自分は未熟者なのでしょうか。もし、苦手な人とどうしても一緒にいなければならないときは、どういうところを注意していますか?(ラジオネーム:たたらさん)大久保:姉妹のお話で、妹の自己中なところにカッときて怒ってしまう、と。ただこれ、自分が未熟だからって……。

市原:いやいや、絶対一緒にいるべきですよね。だって他の友達をすぐに怒れないし。もうこれだけ心を許して、嫌な部分も全部さらけ出せるんですよ。そんな方はもう絶対いないですから、妹以外に。

大久保:そうですね。だからまあ未熟だって自分ではちょっと思ってるけど、ある意味その甘えもあるのかな、感情出せる相手って確かにあんまりいないですもんね。

市原:ましてや社会に出て、コンプライアンスとか色んなものが増えていくなかで、これだけストレートに怒れて、楽しいときも喜びを伝えられる。妹っていうのは本当に大切な存在になっていると思います。

大久保:確かに今って親にもやっぱり気を遣うじゃないですか。親こそ気を遣うし、兄弟も気を使うし……。私、今はもうなくなったけど彼氏とかに本当にもう感情をぶつけて嫌がられていましたけど、そんなことができる相手っていないですもんね。

市原:それだけ甘えられるし、頼りにしているところでもあると思うんですよ。自分のはけ口だって。他の子だと我慢して言えないけど、妹の前だと言える。

大久保:だからそこは「姉妹だしちょっと許してよね、お姉ちゃんを」ぐらいの気持ちでいてもいいってことかな。

市原:妹からすると理解できないところもたくさんあると思うんですけど。いきなり言われたり感情的になったりとか。

大久保:たまに言っといた方がいいかな。「お姉ちゃん、ちょっと甘えちゃってこんな感情出しているけど、ごめんね」みたいなひと言。

市原:そうですね。そのひと言があると絶対、将来いい関係になっていけるはずなんですよね。ずっとこのままでいてほしいです。

大久保:市原さんは例えば苦手だなって思う人、そういうときってどういう態度になりますか? その苦手なところを指摘するのか、それとも見て見ぬふりをして何か距離を置いて過ごすのか。

市原:1番最初に人と会ったときにその人のいいところを先に見つける人間と、悪いところを先に見つける人間がいると思うんですけど、なるべくいいところを先に見つけられる人間になりたいと常に思っているので。

大久保:ミートゥー、本当そうなんですよ、私も。だけど自分がそんなにいい人間だと思っていないので(笑)、まあ人の悪いところがあればちょっと安心もしちゃうんですよ。

市原:そこはすごくわかります。自分だけじゃないんだって。同じ思いをしている人がいるのだと。

大久保:極力人のいいところを見て、その人を好きになった方が、多分いい関係ができるしいい時間を過ごせますよね。

市原:いいものも生まれてきますね、必ず。

大久保:ちょっと参考にしていただければと思います。

(TOKYO FMの番組「KOSE Healing Blue」3月8日(日)放送より)