「ウィ・アー・ザ・ワールド」に参加、ケニー・ロジャースさん死去

 1985年の世界的チャリティーソング「ウィ・アー・ザ・ワールド」に参加したことでも知られる米カントリー音楽の大御所歌手、ケニー・ロジャースさんが20日、南部ジョージア州の自宅で死去した。81歳だった。死因は老衰という。

 米メディアによると、ロジャースさんは緩和ケアを受けており、家族に見守られる中、息を引き取った。葬儀は新型コロナウイルスの影響を考慮し、近親者で執り行う。

 テキサス州ヒューストン出身で、1950年代にデビュー。バンド活動後にソロに転向し、「ルシール」(77年)、「ザ・ギャンブラー」(78年)などでグラミー賞を3度獲得。2013年にはカントリー音楽の殿堂入りを果たした。

 79歳を迎えた17年に健康上の理由でツアーを中止したが、その後も多くの歌手に影響を与え、世界的人気を誇っていた。