青山郁代 「ミス・サイゴン」で憧れの大役に気合「精いっぱい演じます」

青山郁代 「ミス・サイゴン」で憧れの大役に気合「精いっぱい演じます」

 ミュージカル女優青山郁代(34)が5月23日に東京・帝国劇場で開幕する「ミス・サイゴン」でジジを演じる。ヒロイン・キムが勤めるキャバレーのNo・1の役どころ。「ずっと憧れていた役。精いっぱい演じます」と気合を込めている。

 13年に「レ・ミゼラブル」のヒロイン・コゼット役を務めた実力派。「ミス・サイゴン」には12、14、16年の3度、別のバーガール役で出演。その際のオーディションにもジジ役を希望して臨んだが、今回初めて夢をつかみ取った。

 出合いは同志社女大を卒業後の08年の上演。開演後最初のソロ曲であるジジの歌に「はかなさとともに、夢へと突き進む強さを感じ、背中を押された」と感激し、幼い頃からの夢であるミュージカル女優を目指して上京した。現在稽古を続け、本番へ向けて全力を傾ける日々。「私があの時、抱いたような気持ちを劇場に来てくださった方に感じていただけるように努力していきたい」と話している。

 東京公演は6月28日まで。その後、7月3日から北海道を皮切りに長野、大阪、静岡などを巡り、9月4~6日の埼玉まで8都市で上演する。

 ◆青山 郁代(あおやま・いくよ)1985年(昭60)11月27日生まれ、大阪市出身の34歳。同志社女大学芸学部音楽学科声楽コース卒。関西最大の大学ミスコン「プリンセス関西2007」でグランプリ受賞。2011年に「ゾロ ザ・ミュージカル」でデビュー。「ナイツ・テイル」「メリー・ポピンズ」「キューティ・ブロンド」など多数出演。心理カウンセラーの資格を持つ。1メートル58。血液型O。