聖火強風で30分点火せず…サンドウィッチマンがショートコントで“リレー”つないだ

引用元:スポーツ報知
聖火強風で30分点火せず…サンドウィッチマンがショートコントで“リレー”つないだ

 強風が吹き荒れる会場でランタンから聖火皿へ火を移す作業がうまくいかない。点火に成功するまで約30分かかってしまったが、その時間をサンドウィッチマンが見事につないだ。2本のショートコントを披露し、来場した人々からの質問タイム、海苔(のり)うどん、石巻焼きそば、ホヤといった宮城のおすすめグルメの宣伝などを行い会場を和ませた。

 最後は点火棒に燃料の含んだ布を巻いて火力を上げ、何とか点火することに成功。伊達と宮城・村井嘉浩知事(59)は「やったー!」と思わずガッツポーズ。富澤と石巻・亀山紘市長(77)も、ホッとした表情だった。

 長蛇の列ができるほど集まった人々は無事に「復興の火」の展示を見学できた。会場のある南浜地区は東日本大震災で7メートルを超える津波に襲われ約400人の住民が犠牲となった場所で、跡地は震災復興のシンボルとなる公園、国営追悼・祈念施設として整備が進んでいる。亀山市長は「今もなお復興に力をつくされている被災地のみなさまや、将来を担う子どもたちが、今日の火に夢や希望を抱き被災地の未来が明るく照らされることを願っています」と話した。風化させない思いをもって、更なる復興の歩みを進めていく。(小林 泰斗) 報知新聞社