本部長・マンボウやしろと秘書・浜崎美保が、リスナーのみなさんと「社会人の働き方・生き方」を一緒に考えていくTOKYO FMの番組「Skyrocket Company」。3月17日(火)は、お休みのやしろ本部長に代わり、本部長代理にお笑いコンビ・FUJIWARAの藤本敏史さんをお迎えし、この日の会議テーマ「私にとってのスター! 案件~この人、超リスペクト!~」に寄せられたメッセージを紹介しました。<リスナーからのメール>
私にとってのスターは、学生の頃に追っかけていた“吉本印天然素材”です。水道橋の後楽園ホールまで収録を観に行っていました。本日は藤本さんが本部長代理、楽しみにしています!(ラジオネーム:ベーコンエピ 46歳 女性)藤本:うわ! めちゃくちゃ嬉しいなー。そうなんですよ。もう若い子は知らんやろうね。(メンバーが)雨上がり決死隊……言うても大丈夫? 雨上がり決死隊。
浜崎:大丈夫です(笑)。
藤本:おかっぱとあのジャケット袖まくりさんとのね。
浜崎:オブラートに包んでいるのかいないのか(笑)。
藤本:あと、ナインティナイン、FUJIWARA、チュパチャップス、バッファロー五郎でユニットを組んでやっていたんですよ。それで、後楽園ホールで収録があるんですけど、当時、お金がなくて。みんな大阪に住んでいましたから、行きは新幹線で、帰りはみんなで夜行バスに乗って帰るんですよ。
浜崎:えー! そんな時代が。
藤本:収録終わった後ですよ!? みんなで、夜10時くらいに乗って、翌朝6時くらいに大阪着いて、それぞれの家に帰るっていう。大変やったけど、楽しかったなぁ。
浜崎:大変! やっぱりスターですよ。
藤本:いや、スターではないです。でもこの頃ね、ダンスもやっていましたから、やっぱり周りの芸人から「お笑いのくせに何踊っとんねん」とか、すっごい批判も浴びたんですよ。
浜崎:当時。
藤本:ええ。でも、その……まぁ、正直人気があったのは、ナインティナイン、雨上がり決死隊、あとチュパチャップスでしたけれどもね……。
浜崎:何ですごい寂しそうに言うんですか?
藤本:そら寂しそうになりますよ、だって人気なかったんですもん。
浜崎:そんなことないですよ! 何で悲しい終わり方しないといけないんですか?
藤本:いや、そうなんですよ。
浜崎:だって、ベーコンエピさんにとっては、「今日は藤本さんがスターですから、楽しみにしています」っていうメッセージなんで。
藤本:じゃあ、ベーコンエピさんは、“正直、誰のファンやったんか?”って話ですよ。
浜崎:いやいや、何で詰めるんですか?
藤本:絶対FUJIWARAではない!
浜崎:何でリスナーさんを詰めるんですか!? せっかく聞いてくださっているのに。
藤本:ちゃうちゃう、現実的にそうだったんですもん。絶対、俺らのファンではない。ましてや、バッファロー五郎のファンでもないし。
浜崎:そんなに卑下しないでください! バッファロー五郎さんのことまで巻き込んで(笑)。
藤本:だって俺が、その身をもって感じていたんですもん。
浜崎:肌感で?
藤本:そう。東京駅に着いて、後楽園ホールがある水道橋まで、みんなで電車で行くんですよね。そこから駅を降りて、後楽園ホールまで歩いていくので、そこにファンが“花道”みたいに待っているんですよ。
浜崎:入り待ち的な。
藤本:そうなんですよ。それで、ナインティナインとかは、そこでワーキャー言われて、プレゼントとかをもらうんですよね。(僕らは、)ないとは言いませんでしたけれども、やっぱり少ないんですよね……。
浜崎:切ない話ばっかりしないでくださいよ。何で悲しくなるんですか。
藤本:やっぱり悔しいんですよ。だから、ファンを獲得したいがために、あの……当時、天然素材でロケとかやっていたんですけど、僕のファンになって欲しいから……(天然素材の)ファンの子に、ロケの日時と場所を教えていましたね。
浜崎:先に!?
藤本:先に。それでもファンになってくれた人はいなかったですけれどもね、えぇ。
――それからしばらくして、またベーコンエピさんからメッセージが! 代読で浜崎がメッセージを読み上げて、藤本さんがツッコミを入れる一幕も
浜崎(以下、リスナーメッセージを代読):読んでいただきありがとうございました。藤本さん、天然素材のお話をたくさんしていただきありがとうございます!
藤本:いえいえ。
浜崎:懐かしすぎて泣きそうです。当時から藤本さんは、とっても優しかった印象です。今でもあの頃の写真やサインを大切にしています。
藤本:え、まじで!? うわ、見たいなー。
浜崎:ちなみに私は……矢部さん推しでした。
藤本:やっぱりかい!! まぁ、別に想定していたから傷つきもせえへんけどね。
浜崎:でも12人みんな大好きでしたよ。
藤本:いや、もう遅い、遅いよもう……。
* * * * *
藤本:大体そうなんですよ。矢部は、当時ほんまに男前やったんですよ。今も男前ですけどね、すごい人気あったんですよ。それで、(メッセージにあった)“俺の優しさ”っていうのはね、本当にちょっとあの……(笑)。
浜崎:どうしたんですか?
藤本:俺、本当にファンがいてなかったから。あとで、他の天然素材の芸人に怒られたんですよ。ロケに行ったらファンがいつも何人かいてると。誰か教えているやつがいると。それが俺やと発覚して。
浜崎:バレたんですね。
藤本:ええ、めっちゃ怒られたんですよ。
浜崎:問題になってるじゃないですか(笑)!
藤本:だって、ファンが欲しかったんだもの!
浜崎:必死だったんですね。
藤本:姑息な手段を使ってでもね、ファンを獲得したいっていうのがあったんですよ。ごめんなさい! 本当に。それがでも“優しさ”って受け取ってくれたんやろうね。
(TOKYO FM「Skyrocket Company」3月17日(火)放送より)
FUJIWARA・藤本敏史「ファンが欲しかったんだもの!」天然素材時代にとっていた“悲しすぎる”行動とは?
引用元:TOKYO FM+