岡田晴恵教授 新型コロナの現状に「緩めるとまた上がる」

岡田晴恵教授 新型コロナの現状に「緩めるとまた上がる」

 感染免疫学、公衆衛生学を専門とする白鴎大学教育学部の岡田晴恵教授が20日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。新型コロナウイルスの拡大防止策を検討する政府の専門家会議(座長・脇田隆字国立感染症研究所長)が19日に大規模イベントの開催に慎重な対応を求める一方で、感染が確認されていない地域では学校での活動を行ってよいとする新たな見解をまとめたことに言及した。

 専門家会議は、国内の現状に関しては、どこで感染したか分からない感染者が増えていることに「(欧州で起きているような)オーバーシュート(爆発的患者急増)を起こしかねない」と懸念を示し、対策強化を求めた。

 岡田教授は「今まで規制と自粛を国民が痛みを伴って頑張って来たから低くなった。これを緩めるとまた上がるんですね。ですからそこをどうやって経済と折り合いをつけながら、経済を守りながら折り合いつけながらやっていくっていうのが政治判断なんだと、そういうことだと思います」と指摘。そして「どこまではちょっと我慢でしていただいてっていうことを判断していかなきゃいけないっていう時期にあると思います」と自らの見解を示した。