「ヒックとドラゴン」松重豊の願いは“諦める”、カズレーザー「ヒット祈願なのに」

引用元:映画ナタリー

「ヒックとドラゴン 聖地への冒険」のイベントが本日12月9日に東京・神田明神で行われた。

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「ヒックとドラゴン」シリーズ第3弾となる本作では、バイキングの長に成長したヒックと相棒であるドラゴンのトゥースたちが新天地を求めて旅をするさまが描かれる。第1、2作も手がけたディーン・デュボアが監督を務めた。

イベントには日本語吹替版でドラゴンハンター・グリメルに声を当てる松重豊が出席。松重はグリメルのデザインを最初に見たときのことを「僕そっくりだなと。日本で実写を作ることになったら、オーディションに受かるかもしれないと思いました」と振り返る。収録については「楽しくやらせていただきました。でも映像の口と合わせるのは難しいですね。センテンスの量も英語と日本語で違うから」と苦労を語った。

ここでゲストとして、メイプル超合金の安藤なつとカズレーザーが龍踊り(じゃおどり)をしながら登場。2人は龍を引き連れながら無表情で巨大絵馬をぐるぐると周り、中心にいる松重はそれを不思議そうに見つめていた。「ヒックとドラゴン」の過去作を観ているというカズレーザーが「(ヒックの)人生がどうなるかが気になる」と話すと、安藤も「トゥースには幸せになってほしい」と思いを伝える。

ヒックとトゥースの友情が描かれることから、登壇者たちは絆に関するエピソードを披露した。松重が「長いことやってる食べる番組があって。チームとしての絆が強くなってきている」と裏側に触れると、カズレーザーは「食って帰ってきたのに、(観ると)すげー食いたくなっちゃうんだよな」と自身の経験を明かす。先月結婚した安藤は「まだ一緒には住んでないんですけど、断捨離をしようと。たこ焼き器が5台あるので何台か捨てようと思っているんですが、たこ焼きとの絆が捨てきれない」と名残惜しそうにコメント。松重に「うちで引き取りますよ」と提案されるも「ちょっと時間をください……」と首を縦に振らず、カズレーザーには「里親じゃないんだから」とツッコまれた。

そして3人は巨大絵馬にそれぞれの願いを書き付ける。「諦める」と書いた松重は「オリンピックのチケットも当たらなかったですし。自分にも他人にも期待しない生き方を……なんか感じ悪いね(笑)。まあ悪役だから」と苦笑。それを聞いたカズレーザーは思わず「たぶん神様も、もうちょっとお願いしてくれていいよって言ってる。絵馬だけ見たらなんのイベントかマジでわからない。映画のヒット祈願なのに『諦める』って(笑)」と指摘した。

「ヒックとドラゴン 聖地への冒険」は12月20日より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国でロードショー。

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