ネットフリックス、ワーナー、Apple、Amazon、ディズニー、ユニバーサルなど映像制作中止に

ネットフリックス、ワーナー、Apple、Amazon、ディズニー、ユニバーサルなど映像制作中止に

スーパーヒーローを演じているのは人、なのです。

新型コロナウイルス「COVID-19」感染拡大の影響を鑑みて、多くのスタジオが映像制作活動を一旦中止することを発表しました。

『THE FLASH/フラッシュ』ユニットマネージャーのBrent Crowellは、3月13日に撮影の中止を発表。キャストやクルーはバンクーバーで撮影中でしたが、現場に集まるべきでないと判断されました。

ワーナー・ブラザース・テレビジョンやNetflix(ネットフリックス)が同様の措置を講じていることを明かしています。これにはCWテレビジョンネットワークの『リバーデイル』、『バットウーマン』、『SUPERGIRL/スーパーガール』、Epixの『ペニーワース (Pennyworth)』、ネットフリックスの『LUCIFER/ルシファー』、『ストレンジャー・シングス』など人気シリーズの撮影中止も含まれるとのこと。

そのほかでは、Apple+の『SEE~暗闇の世界~』、『For All Mankind』、アマゾンの『時の車輪(The Wheel of Time)』、『カーニバル・ロウ(Carnival Row)』、『Lord of the Rings』、FXの『y:ザ・ラストマン』も撮影中止が発表されています。

ワーナーブラザーズは、COVID-19に関する情勢が急速に変化するなかで、今回の決定はシンプルに従業員を保護したいという願いに根ざしていると説明しました。

ワーナー・ブラザース・テレビジョングループでは、現在撮影中もしくは撮影を予定していた70以上のシリーズの一部のプロダクションを停止します。

従業員、キャスト、クルーの健康や安全は私たちにとって引き続き最優先事項です。引き続き、疾病予防管理センター、プロダクション拠点である各都市の地方行政関係者、公衆衛生の専門家の指導に従います。

これにより撮影・リリース遅延がどれくらい発生するのかはまだわかりません。ただ、感染拡大を防ぐうえで大規模な集まりを避けることが重要である今、こうした措置はまちがいなく理にかなったものだといえます。たとえスクリーンに映る人物がひとりでも、その撮影現場に集まる人の数は何十人~何百人という規模になることを想像すればなおさら…。

好きなシリーズが撮影中止になるなんてショック…という声もあるかもしれませんが、世界中が新型コロナによる影響を受けて苦闘しているいまこそ、ファンとして愛ある理解(ハート)を示しましょう。 Rina Fukazu