インディーゲームの祭典IGF 2020の受賞作が発表!動物になってハイキングをする『A Short Hike』が最優秀賞に

引用元:IGN JAPAN
インディーゲームの祭典IGF 2020の受賞作が発表!動物になってハイキングをする『A Short Hike』が最優秀賞に

2020年のIndependent Games Festivalアワード各部門の受賞作が発表された。最優秀賞となるSeumas McNally Grand Prizeは『A Short Hike』が受賞しているほか、最近になって日本語版が配信された『Mutazione』もExcellence in Audio部門で賞に輝いている。
Independent Games FestivalはGame Developers Conference(GDC)とあわせて開催される、インディーゲームの祭典。今年はGDCが新型コロナウイルス感染症への懸念で延期されたので、オンライン配信でアワードの受賞作が発表となった格好だ。アワードのノミネート作などについては以前の記事もチェックしてほしい。

IGFアワード各部門の受賞作は以下の通り。

Excellence in Visual Art:『Knights and Bikes』
Excellence in Audio:『Mutazione』(レビュー)
Excellence in Design:『Patrick’s Parabox』
Excellence in Narrative:『Heaven’s Vault』
Nuovo Award:『The Space Between』
Best Student Game:『Bore Dome』
Audience Award:『A Short Hike』
Seumas McNally Grand Prize(最優秀賞):『A Short Hike』

Seumas McNally Grand Prize(最優秀賞)に輝いたのは『A Short Hike』となった。本作は人の言葉を喋る動物になり、ハイキングをするアドベンチャーゲームだ。「どうぶつの森」のような世界だが、スローライフゲームではなくストーリーや冒険といった要素が特徴となる。短編ながらオープンワールドと、盛りだくさんな作品だ。最優秀賞だけでなく、本作はファン投票によるAudience Awardも受賞している。

最優秀賞を含む4部門でノミネートされていた『Mutazione』については、Excellence in Audio部門でのみ受賞となった。本作は、隕石が衝突してミュータント化してしまった人間がいるような世界が舞台のアドベンチャーゲームだ。IGN JAPANのレビューでは「断罪的ではなく寛容さをもった人物たちの描写」が評価され、7点を獲得した。公式ニュースにおいて、本作はコミュニティや個人の繋がりのテーマを追求した「ミュータントソープオペラ」(ソープオペラとはメロドラマのこと。ようするに昼ドラ)だと評された。

なお、最優秀賞にノミネートされた作品『Mutazione』、『A Short Hike』、『Anodyne 2: Return to Dust』はEpic Gamesストアで3月20日0:00まで無料になっている。もうすぐ無料ゲームが入れ替わってしまうので、今のうちにライブラリに加えておこう。 重田雄一