パリから避難した中村江里子、ウイルス対策「強いリーダーの言葉や思いではっきりとした指針を出して」と訴え

引用元:スポーツ報知
パリから避難した中村江里子、ウイルス対策「強いリーダーの言葉や思いではっきりとした指針を出して」と訴え

 フランス・パリ在住で元フジテレビのフリーアナウンサー中村江里子(50)が19日、自身のブログを更新。新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めをかけるため「強いリーダーの言葉や思いではっきりとした指針を出して」と訴えた。

 17日からフランス全土で外出制限が始まったことを受け、パリから1時間ほど離れた「田舎」に避難したことを明かしていた中村。

 この日は「厳しい言葉でしたが。」のタイトルで記事をアップし、「『これは戦争だ!!』というマクロン大統領の言葉は、強烈ですし、ほとんど時間の猶予のないまま国境封鎖、外出禁止となったのも強烈でした。こうでもしなければ感染を防ぐことが出来ないわけですから、そして、今、一人一人が努力をしなければ」とコメント。

 医療関係者である友人の家族が疲弊している現状を伝え、「病院のベットや人工呼吸器はもう足りなくなっています。いえ、はっきり言うと先週の金曜日で一杯になってしまいました。助けたくても助けられない命がでてきます。だから…早急に強固な規制をしなければならなかったのです」とつづった。

 そして「2月の中旬、日本では日に日に感染者が増えていましたがフランスではほとんど増えず、ひたすら日本のことが心配でした。勿論、今でもです。でも…あっという間にフランスは感染者が増えてしまいました」と記述。「何度も書きますが、そしてご存知のように…『人がウィルスを運んでいます』だから、どうぞできる限り接触をさけるように、どうぞ最低限の移動ですむように、感染者が増えないように、重篤な方が出ないように…一人一人の意識だけでなく、強いリーダーの言葉や思いではっきりとした指針を出していただきたいです」と訴えた。

 またブログでは避難した田舎町での様子も公開。子供たちはオンライン授業が始まったそうで「どうかこの規制の成果が出ますように。世界中でこの困難を乗り切る日が早く訪れますように」と願っていた。 報知新聞社