PS5に関する「技術解説動画」の詳細まとめ:スペックやSSDの恩恵、オーディオへの取り組みが明らかに

引用元:IGN JAPAN
PS5に関する「技術解説動画」の詳細まとめ:スペックやSSDの恩恵、オーディオへの取り組みが明らかに

Playstation 5 のシステムアーキテクチャに「深堀り」する配信が、ソニーのデザイナーであるマーク・サーニーによって行われた。我々はこの配信から入手した情報をアップデートして記事にしている。
PS5の「深堀り」配信は終了したが。我々はこのIGNのページでそれを配信し(すぐ下の動画ウィンドウと、IGNのトップページで配信している)、またPlayStation BlogやYouTubeでも視聴することができる。このイベントから得られた情報をこの記事で確認しよう。

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PS5のSSDが持つ機能
このPS5公開イベントでMark サーニーは、ソニーがPS5の開発とともに行った重要な取り組みについて話した。それは、開発者がPS5でのゲームの開発を学ぶのに必要な時間を短くするために、開発者の意見を参考にするということだ。大体の開発者がPS5の技術に慣れるまでの時間は、1カ月以内に留まるとソニーは予測している。これはPS4の時の約1カ月から2カ月という期間よりも短いものだ。
PS5のSSDは独自仕様のソリッドステートドライブであり、これもソニーの開発者を補助する取り組みにおいて重要なものである。PS4のHDDの帯域は50-100 MB/秒だったが、PS5のSSDの目標速度は最低でも5GB/秒だとサーニーは説明した。この改善によってローディング時間を短縮するのを狙いとしている。PS4では1GBをロードするのに20秒が必要だったが、PS5では2GBをロードするのに0.27秒しかかからない。

SSDはプレイヤーのためにローディング時間を短縮するだけではなく、ゲームデザインにも良い影響をもたらすとサーニーは説明した。開発者がSSDを使用してテクスチャとステージを以前よりも大幅に速くロードできるようになるのが狙いであり、皆さんもお馴染みの「ローディングを兼ねた待ち時間」でゲーム内のステージを分割する必要がなくなるのだ。
PS5のSSDは、より多くのRAMを持つことになる。「ほぼすべてのRAMが、ゲームを支えるために稼働します。」サーニーは説明した。PS5とSSDによって実現する目標が挙げられた。

ゲームを1秒以内に起動する
ロード画面を一切なくす
ゲームデザインを自由にする
より多くのゲームをディスクとSSDに入れられるように
パッチのインストールをなくす
インストールにかかる時間と、PS5でそれが消滅することについては、サーニーの説明を考えると明らかにソニーが重要だと考えている事柄のようだ。
「SSDを使えば、シークタイムはありません。変更を施したまったく新しいファイルを作る必要はありません。つまり、私たちが知っているインストールというものはPS5には存在しません。」サーニーは話した。
だが、これを実現するために必要なのはSSDだけではなかったとサーニーは説明した。SSDには独自のフラッシュコントローラーが組み込まれており、開発者たちは6段階の優先度を設定することができるようになる。そのため、ゲームの中にあるどの要素をどうプレイヤーに送り届けるか、開発者が調整することが可能になるのだ。
サーニーはSSDの拡張性についても話した。どういったストレージドライブが必要かは、プレイヤーがどういう形でPS5を使うかによって変わるということだ。大容量の外付けHDDは、PS4のゲームを大量に所持しているプレイヤーにとって好都合だろう。より値段が高いPS5のSSDのスペースを節約するため、PS4のゲームはHDDに保存しておいたほうがいいとサーニーは提案していた。

PS5のゲームを遊ぶためには、SSDにゲームを保存するのが理想的だとサーニーは話す 。 PS5には一部の市販のNVMeのM.2 SSDを取り付けられるベイが用意されるため、プレイヤーは搭載メモリを拡張するためにSSDを購入してPS5に接続できる 。 だが、サーニーはそれらのSSDについてはまだ具体的には挙げなかった 。 PS5のGPU、後方互換性、そして更なる情報
独自仕様のRDNA 2-based AMD GPUがPS5には組み込まれている 。 AMDと話し合い、ソニーはPS5のGPUの消費電力を抑えることを目指した 。 GPUは性能を最大限に引き出すために最適化もされており、順応性がある高度な機能も追加された 。