ついにストーリーの詳細が発表!『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』最新キービジュアル到着

引用元:Movie Walker
ついにストーリーの詳細が発表!『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』最新キービジュアル到着

2018年にテレビアニメが放送され、情緒あふれる豊かな世界観と登場人物の繊細な心情描写が話題となった「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」。その完全新作となる『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』が4月24日(金)から公開される。このたび、これまでベールに包まれていた本作のストーリーの詳細な内容が発表され、あわせて最新キービジュアルと石立太一監督のインタビューメッセージが到着した。

【写真を見る】嬉しさに頬を赤らめるヴァイオレット・エヴァーガーデンの視線の先にいる人物とは…

幼いころから兵士として戦い、心を育む機会が与えられなかったヴァイオレット・エヴァーガーデンは大切な上官であるギルベルト・ブーゲンビリアが残した「心から、愛してる」という言葉が理解できずにいた。その後、人々に深い傷を負わせた戦争が終結して数年が経ち、代筆業に従事することになったヴァイオレットは、どこかでギルベルトが生きていることを信じ、ただ彼を想う日々を過ごしていた。ある日のこと、彼の兄であるディートフリート大佐と鉢合わせることに。ディートフリートは、「ギルベルトのことはもう忘れるべきだ」と訴えるがヴァイオレットはまっすぐ「忘れることは、できません」と答える。そんな折、ヴァイオレットへユリスという少年から依頼の電話がかかってくる。一方、郵便社の倉庫では1通の宛先不明の手紙が見つかる。

このたび到着したキービジュアルは、荒れ狂う波を前にヴァイオレットとギルベルトらしき人が立ちすくむ姿を捉えたものとなっており、本作の監督を務める石立監督が「“妥協しないこと”にこだわりました」とインタビューで応えるように京都アニメーションが生みだす繊細で美しい映像表現が伝わるビジュアルとなっている。

その石立監督はインタビューにおいて「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」シリーズが日本国内のみならず、海外からも人気を得ていることについて聞かれると、「“愛してる”というありきたりですが普遍的なテーマを、先入観なしで向き合おうとする主人公のヴァイオレット。その真っ白な彼女を通して、観た方が赤ちゃんだったころの自分から、いまに至るまで感じてきた“愛”ということへの追体験、それに付随する感情、思考を思い起こされるからでしょうか。そのことに国籍は関係ないと思いますので」と分析している。そして、どんなところを観て欲しいかという質問に対して、「世界に息づく人々、生活、自然、すべてです。全部が届いて、もし受け取っていただけたら幸せだな。と思っております。原作やTVアニメを観ていない人、『劇場版』ではじめてヴァイオレットに触れる方々にも、届くといいなと思います。そういった方々にも楽しめるように作れていると良いなと思います」とコメントしている。

そんな本作の特典つきムビチケが3月20日(金)から発売。特典にはヴァイオレットとギルベルトの姿が映る“ムーンライト&モーニング”両面クリアファイルがついてくる。こちらは、数量限定になっているとのことなので、この機会をお見逃しなく。

ダイナミズム溢れる世界観と繊細な心情表現が世界中のファンの心を揺さぶる「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」。劇場版となる本作では、どんな感動の物語が展開していくのか。ヴァイオレットの愛の物語に、涙が流れることは間違いない。

<スタッフ コメント>

●石立太一監督

・まず最初に、『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の話を聞いたとき、どう思われましたか。その上で、この『劇場版』で目指したことはなんですか

「最初は、“どうしよう。なにか描くことができるのか?”と思いました。その上で、ヴァイオレット・エヴァーガーデンという女性の生涯を描き切ること、それを目指すべきではないかと至りました。そこからさらに、脚本の吉田玲子さんとは、人間としてのギルベルトも描きたい、というお話をさせていただきました」

・監督が最もこだわったこと、大変だったところはありますか

「まさに“妥協しないこと”にこだわりました。大変だったのは、『レイアウト』という行程のチェックが大変でした」

・特にどんなところを観て欲しいですか

「世界に息づく人々、生活、自然、すべてです。全部が届いて、もし受け取っていただけたら幸せだな。と思っております。原作やTVアニメを観ていない人、『劇場版』ではじめてヴァイオレットに触れる方々にも、届くといいなと思います。そういった方々にも楽しめるように作れていると良いなと思います」

・『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』シリーズは日本国内のみならず、海外からも非常に人気が高い作品ですが、その要因はなんだと思われますか

「“愛してる”というありきたりですが普遍的なテーマを、先入観なしで向き合おうとする主人公のヴァイオレット。その真っ白な彼女を通して、観た方が赤ちゃんだったころの自分から、いまに至るまで感じてきた“愛”ということへの追体験、それに付随する感情、思考を思い起こされるからでしょうか。そのことに国籍は関係ないと思いますので」

・最後に、『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を待ち望んでいる全世界のみなさまへ、メッセージをお願いします

「いま、京都アニメーションとしてできることを最大限、努めて制作しております。ヴァイオレットの“あいしてる”の帰結点をみなさんに観ていただくことができたら、ヴァイオレットの“あいしてる”がみなさんの、みなさんへの“あいしてる”になることができたら。本当に幸せだな。と思います」(Movie Walker・文/編集部)