胸キュンフィニッシュ“恋つづ”上白石萌音のヒロイン力

引用元:THE PAGE
胸キュンフィニッシュ“恋つづ”上白石萌音のヒロイン力

 上白石萌音と佐藤健が初共演したドラマ「恋はつづくよどこまでも」(TBS系)が17日の放送で最終回を迎えた。円城寺マキ氏による同名の人気コミックのドラマ化で、ツイッターはじめネット上でも毎回話題が盛り上がった。佐藤の人気と実力の高さはもとより、ヒロインの新米看護師・佐倉七瀬役を演じた上白石にとっては本作がゴールデン・プライム帯初主演となり連ドラにおける代表作になりそうだ。

現代のオードリー・ヘップバーンとの評価も

 上白石といえば妹の上白石萌歌とともに女優姉妹として知られるが、2011年、12歳の時に第7回「東宝シンデレラオーディション」で審査員特別賞を受賞。史上最年少でグランプリを受賞した2歳下の妹・萌歌と芸能界入りするきっかけとなった(ちなみにこの時、10歳の浜辺美波も新設のニュージェネレーション賞を受賞)。その後、16歳で映画初主演を飾った「舞妓はレディ」(周防正行監督)で第38回日本アカデミー賞の新人俳優賞受賞など高い評価を受けた。しかし、上白石には年少者ながらもすでに積み重ねてきたバックボーンがあったという。

 民放放送局の50代男性プロデューサーは話す。「『舞妓はレディ』では歌唱力も大きな評価を受けましたが、小学生の頃から地元・鹿児島のミュージカルスクールに通っていたんです。妹の萌歌もキリン『午後の紅茶』のCMはじめ美声で知られますが、母親はピアノの先生なんです。萌音は『舞妓はレディ』の前にもミュージカル『王様と私』で初舞台を踏むなど、姉妹そろって実力派としての成長が期待されていました。“恋つづ”ではとくに歌を歌うシーンはありませんが、上白石姉妹というと優れた歌唱力を思い浮かべる人も少なくないでしょう」

 「舞妓はレディ」は舞妓になるため頑張る少女の成長物語をミュージカル仕立てて描いた作品で、タイトルはミュージカルの傑作「マイ・フェア・レディ」との語呂合わせで決まったと言われる。

 「ヒロインの最終選考で周防監督は、上白石のことを『オードリー・ヘップバーンを見つけた』と話したといわれますが、『マイ・フェア・レディ』はじめミュージカルの代表作を数々持つ往年の名女優になぞらえての賛辞です。オードリーの場合は歌がうまかったわけではありませんが、作品がともに成長物語であることや、その存在感や多くの人に愛される魅力、作品とともに1人のスターが生まれる期待感をオードリーのイメージにかぶせての発言でしょう」とは映画情報メディアの40代男性編集者だ。