不倫が発覚した俳優の東出昌大（32）が17日、東京都内で行われたドキュメンタリー映画「三島由紀夫VS東大全共闘 50年目の真実」（豊島圭介監督、20日公開）のトークイベントに登場した。不倫発覚後、初の公の場。イベント終了後に取材に応じ、妻で女優の杏（33）を含めた家族に対し「一生消えない傷を負わせてしまった。妻からも子どもたちからも、私の過ちからさまざまな幸せを奪ってしまった」と頭を深々と下げた。
沈黙。沈黙。沈黙。東出は何度も目を閉じ、熟考し、答えを探した。不倫発覚から約2カ月。“謝罪会見”では、心労からかやつれ、やせた189センチの細身を何度も深く折って頭を下げた。そして、絞り出した声は震えていた。
「最も謝罪しなければならないのは妻に対して。裏切ってしまい申し訳なかった」
今年1月、週刊誌で女優・唐田えりか（22）との不倫、杏との別居を報じられ、所属事務所が事実を認めた。約2カ月後―。自身の口から謝罪の言葉を発した。12日に終了した主演ドラマ「ケイジとケンジ」の撮影終了後に夫婦で1時間会談し、謝罪したという。
「裏切りから一生消えない傷を負わせてしまった。妻からも子どもたちからも私の過ちからさまざまな幸せを奪ってしまった。仕事においても、私生活においても、おごり、慢心、そのようなものがありました」
天を仰ぎ、必死に涙を止めた。3人の子どもとは「毎晩のようにビデオ通話」をしていると言い、「子どもたちの姿はかわいいなという思いと、申し訳ないなという思いと両方抱きます」と唇をかんだ。だが、関係修復か離婚か「具体的には何も決まっていない」、「現時点では申し上げられない」と説明した。
不倫相手の唐田と「別れたか」という問いには「はい」と短く答えた。しかし、「杏さん、唐田さんどちらが好きなのですか」という質問が飛ぶと、眉間にしわを寄せ10秒ほど沈黙して口を開いた。「私の心の内を今しゃべることは妻を傷つけることになると思いますので」。長考の末、歯切れは悪かった。
今後の活動について「申し上げることはできません」と言いつつも、俳優業への思いも口にした。「役がある限りは役を全うしたいと思います。一つ一つ今後あるのであれば、その一つ一つが最後なのではないか…」。離婚、関係修復、俳優業の継続。光の見えないトンネルの中にいるが「今後は人を裏切らず、最善を尽くしてお返ししていきたい」と結んだ。
唐田と別れ杏に「一生消えない傷を負わせてしまった」と頭下げるも…歯切れ悪かった東出の会見1時間
引用元：中日スポーツ
