新型コロナウィルスの影響で、2020年METガラが無期限延期

引用元:ELLE ONLINE
新型コロナウィルスの影響で、2020年METガラが無期限延期

メトロポリタン美術館は先週、新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックを受けて無期限休館となり、現在のところ今年のMETガラの開催も保留となっている。METガラは毎年5月の第1月曜日に開催されているファッション界最大のイベントで、今年は現地時間5月4日に開催される予定だったが、コロナウイルスの感染拡大が終息するまで延期されるという。なお、延期後の日程はまだ発表されていない。

【写真】METガラ2019、史上最高にアグレッシブな個性派ドレスを総覧 新型コロナウィルスの影響で、2020年METガラが無期限延期 Photo: Getty Images METガラの広報担当者は『Vogue』に対し、週末にCDCが今後8週間は50人以上の集会を開催するべきではないと勧告したため、メトロポリタン美術館は「この指針に従い、5月15日までの全プログラムとイベントを中止または延期する」との決定を下したと伝えている。

『Vogue』の編集長アナ・ウィンターは現地時間の3月16日に延期を認め、自身のメイ・レターの中で「メトロポリタン美術館服飾研究所(コスチューム・インスティチュート)の展覧会『時間について』のオープニングは、予定していた日程で開催されないことになりました。責任ある決定によりメトロポリタン美術館が閉館したため、展覧会のオープニング・イベントMETガラは後日に延期されます」と綴っている。 新型コロナウィルスの影響で、2020年METガラが無期限延期 Photo: Getty Images 同展覧会のキュレーターを務めるトム・ボルトンは、11月の『New York Times』のインタビューでMETガラのテーマを次のように語っている。「ファッションは時間と永久に結びついています。時代の精神を反映するだけでなく、時代とともに変化し、発展するものです」。

『New York Times』は2020年METガラのテーマは、ファッション業界が「サステナビリティへの欲求と長持ちする洋服、計画的な退化への欲求と私たちを店に呼び戻す新たな洋服との間にある葛藤」の時期に入ったことを表していると書いている。

2020年METガラの共同ホストには、「ルイ・ヴィトン」のニコラ・ジェスキエール、「ルイ・ヴィトン」のアンバサダーを務めるエマ・ストーン、リン=マニュエル・ミランダ、メリル・ストリープが名を連ねる。METガラは、ファッション、音楽、エンタメなど、各界をリードする大物スターが最も多く参加するイベントのひとつとして注目されている。
(Translation: Masayo Fukaya From ELLE)