「ももいろクローバーZのSUZUKIハッピー・クローバー!」は好奇心を刺激する“知識”と、日曜夕方を彩る“音楽”をあわせ持った家族で楽しめる『知識+音楽のハイブリッドプログラム』。毎週ゲストをお迎えして、より音楽が色濃くなって、家族でドライブに行きたくなるような1時間をお届けいたします。
3月15日(日)の放送では、ヒップホップグループ「サイプレス上野とロベルト吉野」のサイプレス上野さんをお迎えして、「日本語ラップの魅力」について伺いました。 高城れに
◆ラップのために辞書を読んでいたかなこ:サイプレスさんが、ヒップホップを始めたきっかけは何だったんですか?
サイプレス上野:小6の頃に、バスケットボールのNBAがすごく流行っていたのですが、“後ろでかかっている音楽って何だろう?”って思っていて、それがヒップホップということを地元の先輩に教わって。それから、スケートボードをみんなでやり始めたんだけど、そこでもヒップホップがかかっていて、“こういう文化にヒップホップが合うんだ”ってなってから、ハマっていった。それまではJ-POPを聴いていました。
れに:始まりはそこからだったんですね。
サイプレス上野:だんだんと友達が“俺はもうこれ持っているぜ”みたいな、お小遣いのなかで(レコードを)買って、みんなで聴かせ合っていましたね。
れに:ラップって、駆け抜けるように過ぎていくじゃないですか?
サイプレス上野:駆け抜けるように過ぎていく(笑)。良いですね。
れに:数え切れないくらいのワードが詰め込まれていて、そのなかで韻を踏んだりして……多くの言葉を知っていないと駄目じゃないですか。どうやって勉強したんですか? 百田夏菜子 サイプレス上野:中1、中2のときって、日本のヒップホップが成熟していない時代だったから、出てくる人たちが新鮮すぎて、“この人、こういうやり方してるんだ”というのを見ていた。だから、中学校のときは勉強のためじゃなくて、“ラップ”のために辞書を読んでいた。
かなこ:ちなみに、それは今でもやっていますか?
サイプレス上野:さすがに今は持ち歩いていないけど、良い言葉があったら“これは使いたいな”とか。ちょっと背伸びをして、難しい本を読んで、普段使わない言葉をマーキングしたり、それをノートに書いて“俺はこんな言葉を知ってるぜ”って。
れに:すごい、じゃあ国語の点数は良かったんですか?
サイプレス上野:いや、そっちの勉強はやってない(笑)。テストに出てこないから(笑)。
かなこ:そっか、出てこないワードをいっぱい使いますもんね(笑)。
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きっかけは「NBA」!? ラッパー・サイプレス上野が語る“日本語ラップの魅力”
引用元:TOKYO FM+