駒村多恵が目にした「イタリア医療崩壊の現場」

引用元:東スポWeb

 新型コロナウイルスの感染拡大が欧州で最も深刻になっているイタリアの医療体制に疑問符がついている。NHK総合「あさイチ」でサブキャスターを務める駒村多恵(45)が自身のブログの中で、イタリアの病院のひどさを告発しているのだ。

 14日から複数回投稿された記事によると、4年半前に母親とベネチアを旅行した際、母親が熱中症になったことがあった。救急ボートで搬送され、即入院となったが、何と4時間も放置。ようやく点滴が始まったものの「上腕より前腕の太さが太くなるくらい腫れ上がっていたので漏れている!と看護師さんに伝えると、チラッと見て『大丈夫』と言って向こうへ行って」しまったという。

 駒村が医師を要請しても「今日は来ない」の繰り返し。しかも「がたいのいい女性2人が小柄な母を放り投げるようにベッド移乗させ母はバウンドする勢い。蚊の鳴くような声で『殺される…』と私に訴えました」とつづった。

 退院も許可されず母親の状態は悪化の一途。10日間が過ぎたころ、黒人のヘルパーが入って何とかなったようだが、駒村は怒りを隠さない。「イタリアは財政危機によって予算が削減され、公立病院は質もマンパワーも不十分」とし「日本がどれだけ恵まれているのか」と訴えた。

 イタリアは医療崩壊しているといわれるが、こうした問題も背景にあるのかもしれない。