【エルフリーデ インタビュー】さらに成長するために1度壊して、新しいものを作り上げていく

引用元:OKMusic
【エルフリーデ インタビュー】さらに成長するために1度壊して、新しいものを作り上げていく

ガーリーでキュートなルックスと、一線級の演奏テクニックを併せ持つエルフリーデがミニアルバム『rebirth』を発表した。メジャーデビューからまだ1年足らずの時期であるから、“再生”とは些か早計なのではと思うものの、そこには一層のステップアップを狙う彼女たちの並々ならぬ意気込みがあった。

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“break down”→“rebirth”は“創造は破壊から”がテーマ

──本作のタイトルは“再生”という意味ですが、このテーマを受け取った時はどんな印象でしたか?

李奈:まずワンマンライヴのタイトルが“break down”になると聞いたんですけど(1月21日@渋谷CLUB QUATTROでの『-break down-』)、“えっ!?”みたいな感じで、“壊すの?”って思いましたね(苦笑)。

──“メジャーデビューから1年も経ってないのに壊すの?”という(笑)。

李奈:ええ(笑)。ファンの方の反応も同じで、“壊しちゃうの? 解散するの?”みたいな。で、その次にリリースする作品が“rebirth”になると聞いて、“えっ、もう再生するのか!?”みたいな(笑)。ただ、そこには“創造は破壊から”というテーマがあると聞かされて納得しました。メジャー3年目で、これからもどんどん突き進んでいくんだけれども、邁進するだけはなく、さらに飛躍するため、成長するために1度壊して、新しいものを作り上げていくという。それは自分たちを投影できるものでもあって、結成してから3年間スムーズに行ってるように思われるかもしれないですけど、すごく悩んでいる時間とか、活動を続けるにあたってどういう音楽をやっていけばいいかとか、このまま自分は続けていけるのかとか、そういう壁にぶち当たっている瞬間がメンバーそれぞれ絶対にあったので、それを自己投影しながら、また新しい気持ちで“7月の恵比寿LIQUIDROOMを目指して頑張ろう!”というところにもすごく合っているので。

──“創造は破壊から”とは“同じことを繰り返さない”という感じでしょうか?

李奈:そうですね。新しい目標に向かってさらに違った一面を見せられるように頑張るという意気込みも入ってます。

──他のメンバーはいかがでしたか、最初に『rebirth』のテーマを受け取った時は?

みくる:私もQUATTROのタイトルをもらった時に“えっ!?”ってなりました(笑)。でも、こうして作品を作り終えて、また新しい自分たちを出すことができたと思ったので、今の自分たちにぴったりのタイトルになったんじゃないかと思います。

りょう:私はそこまで深くは考えてなかったんですよ。“あっ、そうなんだ”みたいな(苦笑)。

李奈:英単語が分からないという(笑)。

──えっ、どういうこと?

李奈:テーマを理解できたメンバーと、英語の意味が分からなくて“全然入ってこなかった”というおとぼけなメンバーもいたという(笑)。まぁ、そこがウチのいいところなんですけど。

りょう:とりあえず“あ…分かった”みたいな感じで着いていくという感じでした(苦笑)。話を聞いてから何となく理解したんで、“やるべきことをやろう”“ベストを尽くそう”と。

──ギタリストは職人肌が多いとは言われますし、自身の持ち場を堅持するといった受け止め方だったんでしょうね。ゆーやんさんはいかがでした?

ゆーやん:……私もりょうちゃんと同じで(苦笑)。でも、話を聞いて“再生は破壊から”…

李奈:“創造は破壊から”だから(笑)。

ゆーやん:(苦笑)。“新しいことをするために1度壊さなきゃいけない”という説明を受けた時は“お~、カッコ良い。よし、私も!”と思いました。英単語はなかなか覚えられないけど、その感覚はちゃんと受け入れて。

──(笑)でもね、「Break Heart」からドラムがグイグイと来ているし、ゆーやんさんのプレイにも確実に魂は宿ってますよ。

ゆーやん:ありがとうございます! どんどん魂を込めて、成長していきます!(笑)

──「栄光へのエール」にしてもアップテンポで手数も多く、十分に成長を感じられますけどね。

ゆーやん:そうなんです。今までの曲の中で一番速いテンポ…最速です。

──“大変だろうなぁ”と思って聴かせてもらいましたが。

ゆーやん:でも、そう感じさせないようにやりました(笑)。