元JOC春日さん「苦渋で北京と同じ2022年延期」…アジア初の冬夏同年とコロナ対策協力

引用元:中日スポーツ
元JOC春日さん「苦渋で北京と同じ2022年延期」…アジア初の冬夏同年とコロナ対策協力

 元JOC参事の春日良一さん(64)が15日、TBS系の情報番組「サンデー・ジャポン」に出演し、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた東京五輪・パラリンピック開催時期について、予定通りの開催を前提に、「苦渋の決断としては中止より延期」と述べ、北京冬季五輪と同年の2022年を候補に挙げた。

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 春日さんは「五輪の理念と歴史からは延期も中止もない。99・99%、予定通り開催すると私は信じています。トランプ大統領の(東京五輪延期の)発言に世界は動揺しますが、五輪ではトランプさんが何を発言しようが関係ありません。政治とスポーツは別、が五輪理念」とIOCの立場を説明。

 2年後に延期の根拠としては「五輪はもともと夏冬一緒(の年)にやっていた。2022年冬季五輪と一緒にやることで、1992年まで続いた体制を回顧することになり、歴史、理念につじつまが合う。たまたま北京。夏が東京ならアジアで初めて冬夏の同年開催。中国と日本がコロナウイルス対策をがんばり、2022年を成功させるとなれば、できると思います」と述べた。