4年後開催論の杉村太蔵に、デーブは「上から目線のIOCが丸投げ」…五輪時期で白熱

引用元:中日スポーツ
4年後開催論の杉村太蔵に、デーブは「上から目線のIOCが丸投げ」…五輪時期で白熱

 元国会議員のタレント杉村太蔵(40)が15日、TBS系の情報番組「サンデー・ジャポン」に出演し、新型コロナウイルス感染拡大を受けた東京五輪・パラリンピック開催時期について、「1、2年で収まるか分からない。2020年を断念、2024年に東京で開催し、(2024年夏季に予定している)パリは2028年」と提案した。

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 元JOC参事の春日良一さん(64)は「面白いと思います」と述べたが、「2024年にはパリの思いがある。パリはその100年前の五輪以来、開いていない。ずっと招致し、やっと100年目の2024年(に決まった)。ちょっとどいては難しい」と背景を説明した。

 予定通りの日程での開催を主張する春日さんに対し、杉村は「開催後、感染者が出て、選手村閉鎖、大会急きょ中止は最悪の状況。リスクがある」と懸念。春日さんは「組織委員会側がどうやって公衆衛生対策、医療体制を完備できるか。各国選手の資格認定に検疫を入れ、選手村でも検疫をする。二重の検疫でクリーンな状態が保てる。五輪の衛生対策に3日に1回の健康チェックがあるが、毎日実施することで安全にできれば」と対応策を加えた。

 IOCのバッハ会長が「WHOが中止を求めた場合は開催を断念」と述べたことについて、タレントのデーブ・スペクター(65)は「上から目線のIOCが、いきなりWHOに丸投げしている」と批判。

 春日さんは「五輪のウイルス対策では、今までもWHOの判断を順守してきた。バッハ会長は2月からWHOの判断と言っており、今、言ったわけではない。丸投げはしていません。バッハ会長を責め気味ですが、IOCは都市に開催権利を渡している。ちゃんと開催できるならやってください、選手の健康も担保できないなら中止、と言う権利はIOCにある。(バッハ会長の出身国の)ドイツはすごい状態になっているにもかかわらず、東京と一緒にやっていこうとしている。僕らは感謝してそれに合わせていかないといけない」と考えを述べた。