清原翔、岡崎紗絵、小川紗良が「アライブ」クランクアップ

引用元:スポーツ報知
清原翔、岡崎紗絵、小川紗良が「アライブ」クランクアップ

 女優・松下奈緒(35)主演のフジ系ドラマ「アライブ がん専門医のカルテ」(木曜・後10時)で、松下演じる主人公・心が働く腫瘍内科の研修医・結城涼を演じた清原翔(27)、同じ研修医・夏樹奈海を演じた岡崎紗絵(24)、その腫瘍内科で治療を受ける乳がん患者・佐倉莉子を演じた小川紗良(23)が、19日の最終回を前にクランクアップを迎えた。

 同作は日本のテレビドラマとして初めて腫瘍内科を舞台にし、圧倒的にリアルながん治療の現状を取り扱う、医療ドラマとして全く新しい意欲作。同時に、腫瘍内科医の恩田心(松下)と、木村佳乃(43)が演じる消化器外科医の梶山薫という2人の女性医師を中心に、がん治療の最前線で闘う医師と患者の姿を、あふれるほど情感豊かに描く、メディカル・ヒューマンドラマだ。

 まずクランクアップを迎えたのは岡崎。岡崎の最後のシーンは、進路を決めて医師として歩み始めたシーン。最後のカットを撮り終え、「岡崎紗絵さん、オールアップです!」とスタッフから声が上がると、盛大な拍手とともに、松下から花束が贈られた。岡崎ひとりの収録だったため、松下のサプライズ登場に「びっくり!うれしいです!」と大喜びしながら松下、高野監督と抱き合った。

 岡崎は「奈海は“小児科か腫瘍内科か”と進路に悩みますが、私としては“すぐに腫瘍内科にします!”と言いたくなるくらい医局の雰囲気が大好きでした。私自身も“お芝居の研修生”のような気持ちで、先輩たちの下でたくさん学ばせていただきました。充実した幸せな時間をありがとうございました!」と、あいさつした。

 続いてクランクアップを迎えた清原と小川の最後の撮影は、2話以来の私服で登場するシーン。最後のカットを撮り終え、「小川紗良さん、オールアップです!」とスタッフから声が上がると、高野監督から花束が贈られた。

 小川は「莉子は最初、乳がんについての本を読んだりして不安を抱えていましたが、夢をもって恋もして民代さん(高畑淳子)と楽しくお話をして、とても豊かな時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました」とコメントした。

 そして、「清原翔さん、オールアップです!」というスタッフの声に清原はガッツポーズ。すると、花束を持った松下がサプライズで登場。スタッフから「きよ様!」の声が飛び交う中、松下の登場に驚く清原へ花束が贈られた。

 清原は「台詞が少なく、とても難しい役だと思っていましたが、最後まで楽しんで演じることができました。皆さんのおかげで“結城涼”ができあがったと思います。今、このドラマのメッセージでもある、“生きる幸せ”を実感しています。ありがとうございました!」と感謝を述べた。

 ◆最終回あらすじ

 心と薫は困難を乗り越え、医師として、友人として、強く信頼しあえる関係を築いた。そんな矢先、薫は乳がん手術から5年目の検査で、がんの再発が判明。その告白を受けた心は、二人で乗り越えようと誓い合う。

 しかし、薫の病状は重く、手術は難しい。それでも薫は抗がん剤治療を受けながら、外科医としての仕事を続けたいと心に頼む。

 一方、心の国立がん医療センターへの移籍の話も期限を迎えようとしている。医師としての将来を思う阿久津にも決断を迫られるのだが、薫の件もあり、心は答えることが出来ない。また、研修期間が終わろうとしている結城と夏樹もどの科に行くか決めかねていた。

 佐倉莉子が化学療法室で治療を受けていると薫が来た。治療を受ける薫に驚く莉子。だが、莉子もすでにがんと闘う決意に満ちている。莉子は戸惑っていた職場への病気の報告も済ませ、今はフリーペーパーの編集も手伝っていると薫に話す。そんな二人を、同じく抗がん剤治療を受けていた橘千寿子(三田寛子)が見ていた。

 二人の女性医師、そしてそれぞれの医師たちに、変革と旅立ちのときが訪れようとしていて…。 報知新聞社