「着物警察を恐れないで!」 若い人たちがもっと気軽に着物を着るために、専門家が伝えたいこととは? 【マツコの知らない世界】

引用元:ねとらぼ
「着物警察を恐れないで!」 若い人たちがもっと気軽に着物を着るために、専門家が伝えたいこととは? 【マツコの知らない世界】

 人気番組「マツコの知らない世界」の過去放送回の中から、特に反響の大きかった内容を選んで紹介していく「特選!マツコの知らない世界」。今回お届けするのは、2020年1月28日放送の「古着きものの世界」です。

【動画:マツコも絶賛した「古着きものの世界」】

 「着物警察を恐れないで」という名言が飛び出したこの回、AI分析による視聴者の評価は「91.5%」がポジティブなもの。「勇気づけられた」という声が多かったその内容と視聴者の反応を紹介していきます。

●「着物を着てみたい」のに「あまり着ない」若者たち

 この日スタジオに登場したのは、古着着物の専門店を営む池田由紀子さん。「マツコさんを意識した松(の意匠)の帯をしてきました」という池田さんの母・重子さんは、もともと「古くてださい」と見られていた古着着物の世界を広めた第一人者です。

 「今の若い方に『着物着てみたい?』と伺うと、けっこう「着てみたい」と答える人が多いんですね。けれどそのわりに、実際に着た人っていうのはわずか。どうしてなんだろうって」

 そんな疑問を抱いた池田さんが、若い人たちへ送るアドバイスとして紹介したのが、記事冒頭でも触れた「着物警察を恐れないで」という言葉でした。

●初心者を委縮させる「着物警察」とは?

 着物警察とは、初心者の着物の着方などにダメ出しをしてくる上級者のことで、こうした人たちに厳しい声を掛けられることで、せっかく足を踏み入れた着物の世界から離れていってしまう人も多いようです。

 池田さんの「(着物警察を)ご存じでらっしゃる?」という問いかけに、「いや、もう、どこの世界にもいますよ警察は」と答えるマツコさん。

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松:「こんな柄、こんな季節に着ちゃダメじゃない」とか、「こんなに着崩しちゃって」とか。

池:それで怖くなっちゃってもう着られないわ、って方がずいぶんいらっしゃる。

松:洋服だと人それぞれだからって、好きに着てるのに、なんで着物だとねえ? だから洋服を選ぶときと同じ感覚でお着物も選べばいいんですもんね。

池:はい、ほんとにそう思うんです。
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 この2人のやりとりには、Twitter上の視聴者からも「素晴らしい名言出ました」「言って欲しかったことを言って欲しかった人が全国に向けて発信してくださって…感涙」「着物警察はさ、おばさんだけに限んないよね」などの反応がありました。