中村倫也、俳優は「簡単に手放しちゃいけない」“人生初の挫折”受け止め

引用元:MusicVoice
中村倫也、俳優は「簡単に手放しちゃいけない」“人生初の挫折”受け止め

 俳優の中村倫也が13日放送のテレビ朝日系『徹子の部屋』に出演。高校時代の挫折を率直に明かし、俳優という仕事は「簡単に手放しちゃいけない」とのモチベーションを持っていることを語った。

【写真】熱唱する中村倫也

 この日の放送にゲスト出演した中村は現在33歳。黒柳から「随分、若く見えるわね」とストレートに問われると、中村は肯定しつつ、「いつか追いつくっていうじゃないですか、(年齢の)印象が。それがいつ来るのか楽しみにしてる」と和やかなトークを繰り広げた。

 その中村には、自身にとっての「挫折」があった。高校1年のときに好きで続けていたサッカーを辞めたといい、「高校に入って勝ち負けとか、レギュラー争いとか、上下関係とか」それまで経験してこなかったことに直面する中で、「楽しくなくなった」という。

 中村は「自分が好きだったサッカーっていうのは、みんなで切磋琢磨して、負けても勝ってもナイスプレーってやるサッカーが好きだったんだな」と感じたといい、上のステージを目指す場合、さらに待っているのは「シビアな世界」。中村は「続けたら僕、サッカー嫌いになるなと」との結論に至ったようだ。

 黒柳から「あとで後悔しなかった?」と尋ねられると、はっきりと「しました」と笑顔で受け止める中村。「人生で初めての挫折といいますか」とし、小さい頃から一途に取り組んできたサッカーだったが「一瞬の出来事、感覚で辞めようとなった自分にもびっくりした。もし戻れるならもう1回サッカーやってみたい」と本音も口に。

 いまの俳優の仕事は、「楽しいですし、幸せなので続けていきたいなっていうモチベーションで始めました」といい、18歳から始めて今に至る過程では「何回も辞めようかなっていうのはあったんですけど」と振り返る。

 その上で、中村は「自分が一番好きだったサッカーを辞めたっていう、なんとも言えない悔しさがあって、次に好きになったものは簡単に手放しちゃいけないなって思って、それでなんとかここまでやらせてもらってます」とし、サッカーをあきらめた過去が、今の自身にポジティブな気持ちをもたらしていることを語っていた。