【コーチェラ2020】10月に延期、BTSがギネス記録を更新、リル・ベイビー自身初のNo.1:今週の洋楽まとめニュース

引用元:Billboard JAPAN
【コーチェラ2020】10月に延期、BTSがギネス記録を更新、リル・ベイビー自身初のNo.1:今週の洋楽まとめニュース

 今週の洋楽まとめニュースは、新型コロナウィルスの影響に関する話題から。米国内でも新型コロナウィルスの感染拡大が続く中、2020年4月に開催予定だった【コーチェラ・フェスティバル】(Coachella Valley Music & Arts Festival)が、10月に延期されることが正式に決まった。【コーチェラ】が開催されるカリフォルニア州では157人の感染が確認されており、さらに何千人も感染している可能性があり、Gavin Newsom州知事は、3月4日に非常事態宣言を発令している。また、3月13日から22日まで米テキサス州オースティンで開催予定だった【SXSW】も、新型コロナウィルス懸念のためキャンセルされた。34年続いてきた同イベントが全て中止になるのは初めて。州都である同市では、まだ新型コロナウィルス感染者は確認されていないと市長のアドラーは強調している。

【コーチェラ2020】10月開催が決定
今年の【SXSW】が新型コロナウィルスの影響を受けて中止 34年の歴史で初

 3月11日にグライムスの『War Nymph Radio』がApple Musicで公開され、米HBOドラマ『Euphoria』主演のAlexa Demieをスペシャル・ゲストに迎えて現代の“急進的で興味深い音楽”についてトークを繰り広げた。リル・ナズ・Xへと話題が移ると、彼女は「あの曲(“オールド・タウン・ロード”)に関する状況って妙にハイパー・モダンで、テクノロジーのおかげで生まれたようなものじゃない?確かビートすら誰かから買っていて、あの曲にまつわる全てがこう、ポスト・ソーシャル・メディア的な出来事で、起こった瞬間以前には絶対に起こり得なかったことだった」と分析している。

グライムス、リル・ナズ・Xの「オールド・タウン・ロード」は“意義深い音楽的状況”と絶賛

 BTSがアルバム『MAP OF THE SOUL : 7』で411万枚の売上を突破し、韓国アーティスト最高売上新記録を自己更新した。韓国公認音楽チャート“GAON CHART”が12日に発表した2020年2月月間アルバムチャートによると、同アルバムは2月21日の発売から9日間で411万4,843枚の売上を記録し、2019年に『MAP OF THE SOUL : PERSONA』で樹立した同チャート月間最高売上(322万9,032枚)と年間最高売上(371万8,230枚)を同時に自己更新。2019年6月イギリスのギネスワールドレコード(Guinness World Records)が発表した韓国アーティスト最高売上記録(339万9,302枚)を早くも塗り替えた。また、同作は2020年3月9日付のオーストラリア・アルバム・チャート“ARIA Albums Chart”で2週連続首位をキープしている。

BTS、アルバム『MAP OF THE SOUL : 7』で韓国最高売上記録およびギネス記録を更新
BTSの『Map Of The Soul: 7』、豪アルバム・チャートで2週連続1位に

 さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、ロディ・リッチの「ザ・ボックス」が9週目の首位をキープした。2月28日に公開されたミュージック・ビデオの効果により、前週から2%ほど増加の4,910万視聴を記録。また、先週から10%増の11,000DLを売り上げ、デジタル・ソング・セールス・チャートでは14位から7位にTOP10復帰している。また、ロディ・リッチを追い越せないフューチャーとドレイクの「ライフ・イズ・グッド」は、今週も2位に停滞。これで、初登場から8週連続で2位にランクインし、歴代記録をまた更新した。デュア・リパの「ドント・スタート・ナウ」は3位に浮上。レディー・ガガの新曲「ステューピッド・ラヴ」は5位に初登場している。

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 そしてアルバム・チャートでは、リル・ベイビーの新作『マイ・ターン』が自身初のNo.1デビューを飾った。本作は、最高3位をマークしたデビュー・アルバム『ハーダー・ザン・エヴァー』(2018年)から約2年ぶり、2作目のスタジオ・アルバム。初動ユニットは197,000で、そのうち184,000がアルバム・ストリーミング(SEA)によるユニット数と、そのほとんどを占めた。週間視聴回数は2億6,160万回で、2020年度の週間最高ストリーミングを更新している。自身が所属する<Quality Control>からは、ミーゴスの『カルチャー』(2017年)、『カルチャーII』(2018年)に続く、3作目のNo.1獲得となった。

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