シンガー、俳優、モデルなどマルチに活動するYOSHI(17)が3月20日、シングル「VOICE」を配信リリース。「VOICE」はPanasonicの新商品『完全ワイヤレスイヤホン』の CMソングに起用。大阪出身の SOULやR&Bをルーツにもつ新世代15歳のシンガーソングライターHeliも楽曲に参加し彩りを加える。近年メディアでも天真爛漫、破天荒な姿で話題となっているYOSHI。インタビューでは楽曲の制作背景から、音楽やエンタメ、仕事について並々ならぬ野心を覗かせる彼の思考に迫った。【取材=村上順一】 YOSHI
年齢なんか関係なくリスペクトを持って話せば良い――ここ最近の自分を取り巻く現状はいかがですか。
わかりやすいくらい景色が変わっていくので面白いです。
――この業界に興味はあったのでしょうか。
全然この世界に興味はなかったです。でも常に何かしらで我が道を開かなきゃとは思っていて。結局その時は答えは見つからなかったけど。一つ言えることはとにかく僕は好きなことしか出来なくて、嫌いなことはやらないんです。
――これはやりたくないと素直に言えてしまう。
言えますね。だから、言えない人というのはダサいなと思います。自信があっても言えない人が多くて、僕は世界で一番イケてると思ってるし、自分の音楽も世界で一番だと思ってますから。
――その自信はいつ頃から?
もう、物心ついた時には何か自信はあった! 根拠はまるでないんですけど。何をやってもトップクラスになれると言うか(笑)。そこからだんだんファッションに興味が出てきて、初めて行ったアパレルショップがライトオンでした。音楽もファッションと並行して好きでした。突き詰めると何かが待っている、というのがずっとあって。
――けっこう努力型だったり。
どうでしょうね。自分では割と真面目な方だと思ってますけど(笑)。まあ、表面上で判断されてしまうから、そこは伝わらないけど。
――言葉遣いとか?
そうそう。でも僕らは同じ人間ですよ。ただ年齢なんか関係なくリスペクトを持って話せば良いだけのことじゃないですか。そんな小さいところで気にする世の中もヤバいなと思っちゃう。
――色んな人がいますからね。とは言ってもYOSHIさんは仲間もたくさんいますよね。
気がついたら多くなってたという感じですけど。それはすごく嬉しいことです。
――今一番大事にしているのは仲間?
仲間ももちろんだけど、お金では買えないもの、笑顔とか人との繋がりです。土臭くやさぐれた横の繋がりが大切なんです。僕は100%信用出来る人しか付き合わないようにしてますから。僕はもう何事も0か100なんです。大体こうやって話していてもダメだと思われるか、すごいと思われるかのどっちかで。小学校2年生から5年生の時までいじめられていたんですけど、嫌われるかものすごく仲良くなるか。食事もファストフードに行くか、高級フレンチに行くかの大体2択で中途半端が嫌なんです。
――仕事に関してはどう捉えています?
ヴァージル・アブロー(米・ファッションデザイナー)と出会った後色々な事務所から誘われたんです。でも、そこの上司や先輩にリスペクトがなければ、自分のレベルや仕事のスキルが上がっていっても、最終的には沈んでいくと思っていました。なので、自分の中でちゃんと一人の男として成り立ったら事務所に入ろうと決めていました。
――しっかりビジョンが見えていたんですね。
うん。昔から自分をプレゼンするのは得意で、単純に自分のことが好きだし、自分のやっている仕事に一番誇りを持ってやっているので。
YOSHI、破天荒な姿の裏に隠された確固たる信念に迫る:インタビュー
引用元:MusicVoice