加藤シゲアキ、自作小説を初脚色 舞台「染、色」主演にAぇ! groupの正門を抜擢

加藤シゲアキ、自作小説を初脚色 舞台「染、色」主演にAぇ! groupの正門を抜擢

 NEWSの加藤シゲアキ(32)が自身の短編小説を初めて脚色する舞台「染、色」が6月に上演され、関西ジャニーズJr.内のユニット、Aぇ! groupの正門良規(23)が舞台初主演することが13日、分かった。

 原作は、加藤の2015年の短編小説集「傘をもたない蟻たちは」(KADOKAWA/角川文庫刊)に収録された「染色」。退屈した日々を送る美大生・市村が、壁にグラフィティアートを落書きする謎の女性・美優と出会うことで変わっていくリアルな日常と心の葛藤を描く。

 自著が映画、ドラマ化されてきた加藤だが、舞台化の脚本は今回が初めて。スタッフに小説の舞台化を打診され、頭に「染色」が浮かんだものの、「原作者だからこそ大胆に変更することが可能。試行錯誤して(タイトルに)読点を加えることにした」そうで、原作と一味違う世界観になっていることをアピールしている。

 主演に抜てきの正門は放送中のNHK連続テレビ小説「スカーレット」でヒロインの妹の恋人役を好演。「役者として経験も少なく、お芝居もまだまだ未熟で不安もありますが、主演として役と向き合えることに心から喜びを感じています」と語った。

 演出は加藤の主演舞台「グリーンマイル」(17年)でタッグを組んだ演出家・瀬戸山美咲。6月4日から21日まで東京・東京グローブ座、同25日から28日まで大阪・エブノ泉の森ホールで。