舞台セットのプールには『ウイルス不活性化剤』…万全期して俳優座「マクベスの悲劇」上演へ

引用元:中日スポーツ
舞台セットのプールには『ウイルス不活性化剤』…万全期して俳優座「マクベスの悲劇」上演へ

 俳優座が41年ぶりに上演する「マクベスの悲劇」(近藤弘幸訳、森一演出)の舞台稽古が13日、公演先の東京・俳優座けいこ場で行われた。劇団では、新型コロナウイルス感染防止対応をめぐり、15日から31日までの上演日程が変更になる可能性もあるとしている。

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 新訳で夫婦の物語を浮き彫りにする演出。マクベス役の斉藤淳(44)とマクベス夫人役の佐藤あかり(45)らが、1940年代のスコットランド風衣装で、ダイジェストで演じ、稽古の跡をしのばせた。

 高さ50センチほどの舞台から、俳優が下りて客席の間近でセリフをしゃべるシーンが随所にある。劇団では、観客に入場の際、アルコール消毒を呼び掛けるほか、セットのプールの水にはウイルスの不活性化効果のある薬品を入れて万全を期するという。当初の客席数も100から70に絞った上、客席の間隔を広げて対応する。