ＹＯＳＨＩＫＩが、京大の山中伸弥教授と緊急生対談

　Ｘ　ＪＡＰＡＮのリーダー、ＹＯＳＨＩＫＩが１１日、ニコニコ動画の冠番組「ＹＯＳＨＩＫＩ　チャンネル」で親交がある京大ｉＰＳ細胞研究所の山中伸弥教授（５７）と緊急生対談した。

　米ロサンゼルスのスタジオにいるＹＯＳＨＩＫＩが東京のスタジオにいる山中教授と回線を結び、世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスの対策をテーマに実施。

　ＹＯＳＨＩＫＩはロスの現状について「連日テレビではコロナウイルスの件で一色。ニューヨークとかでは封鎖も始まっています。トイレットペーパーやマスクも手に入らないです。アメリカでも半パニックになっています」と報告した。

　山中教授はウイルスの危険性について「新型コロナウイルスは正しく対応しないと、非常に大きな人的、経済的な被害をもたらす可能性がある。人類とウイルスの戦い。ただ楽観視はできないので、最初は怖がりすぎるくらいでいいのでは」と見解を示した。

　ＹＯＳＨＩＫＩは、これまでツイッターなどでライブやイベント開催の危険性を訴え続けてきたが、「僕の考えとしては、１日も早く解決策を見つけることが、将来的に経済的にも早い回復につながるんじゃないかと思う。やらないとライブハウスの経営が倒れてしまうという声もあるけれど、今は我慢しないと、と思う」と持論を展開。

　山中教授は「難しい問題ですが、ウイルスは待ってくれない。早い対策が必要。人類が初めて経験することで科学的エビデンス（証拠）はないけれど、今はやり過ぎぐらいの先手先手の対策が必要だと思う」と提言し、ＹＯＳＨＩＫＩは「先生がおっしゃったことで、自分もさらに発信していこうという確信ができました」と力を込めた。

　対談後、ＹＯＳＨＩＫＩは「今の自分がいるのは、応援してくれたファンがいるから。だからみんなを心配になります。批判もあるので、ツイートをスタッフからもやめてほしいということもあるけれど、問題提起することにも意義があると思って、黙っていられなかった」などと涙ながらに思いを語っていた。