報ステ「時代の変わり目」社外社員契約終了意図説明

引用元:日刊スポーツ
報ステ「時代の変わり目」社外社員契約終了意図説明

テレビ朝日の定例社長会見が25日、東京・六本木の同局で行われた。

報道番組「報道ステーション」(月~金曜午後10時)は一部週刊誌で、4月のリニューアルにともない、多くの社外スタッフが契約終了を告げられたことなどが報じられた。

報道担当の篠塚浩常務は「番組として契約更新はしないという方針ですが、ほとんどの方に関しては、当社の、他の報道情報番組で引き続き制作に携わっていただけないかと提案している」と説明。進展については詳細を控えたが、「具体的な話し合いが進んでいる」と述べた。

契約終了を通知した意図については「『報道ステーション』が始まって15年。元号が変わり、オリンピックもある。時代の変わり目というところで、大幅リニューアルの一環として携わってくれた方々については契約期間の満了で更新しない旨を伝えさせていただいた」。

番組制作に長年関わった中核スタッフの離脱は、番組の質の低下につながるのではとの指摘には、「真摯(しんし)にニュースに向き合って、丁寧に報道していくという方向性は変わらない。他にも経験豊富なスタッフはいますし、それぞれの知見、経験、能力があるスタッフを十分集めていると思っている」と説明した。

週刊誌の「派遣切り」報道を受け、同局は昨年12月末に「契約解除ではない」とコメントを発表。4月以降は同局の他の情報報道番組への就業を提案しており、「あくまで番組リニューアルに伴う対応で、『派遣切り』には該当しないと考えている」との見解を示していた。