アニメ『ONE PIECE』史上最も記憶に残る瞬間TOP10!

引用元:IGN JAPAN
アニメ『ONE PIECE』史上最も記憶に残る瞬間TOP10!

偉大なる航路を渡る麦わらの一味の冒険は、90年代後半からずっと日本の定番アニメ番組であり、900話を超える『ONE PIECE』のエピソードのなかには記憶に残る最高の瞬間がいくつもあった。そのなかからこのリストを作るためにたった10個の史上最高の瞬間を選び出すのは困難極まりない作業であり、泣く泣く選外としたシーンも多いが、ともあれ923話にも及ぶ一大アニメシリーズである『ONE PIECE』から我々が選び出した史上最高の瞬間10選をご覧いただこう。
本記事はその内容上、『ONE PIECE』シリーズの重大なネタバレを多数含むことは注意してほしい。どんなネタバレも遠慮なく書いているが、10選の各項目に第何話の内容が含まれるかを表示しているので、まだ観ていないエピソードだった場合はその項目を飛ばして読んでほしい。それでは、さっそく第10番よりはじめよう。

10. ルフィとカタクリの覇気の激突(第868話)

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ルフィとカタクリとのあいだで繰り広げられた長く熾烈な戦いは、見物していたビッグ・マム海賊団の数人が敵味方なく両者を叱責したことでクライマックスを迎えつつあった。戦いを通じて互いへの敬意が芽生えていた2人はそれぞれの覇王色の覇気を同時に発動し、それにより生じた強力な力が、煩わしい取り巻きの海賊たちを気絶させ周囲のものをも破壊する。2人の戦闘場面のなかでも取りわけ素晴らしいこのシーンは、言葉を弄することなく彼らの強さと意志の力を表現している。長時間にわたる戦闘を経て互いを対等と見なすようになっていた2人は、残された気力を振り絞って覇気を発動し、邪魔の入らない状況で戦いを続けるのだ。このエピソードまでにもルフィは何度も覇気と覇気とのぶつかり合いを経験しているが、このシーンでのルフィとカタクリの覇気の衝突はほかのシーンを圧倒する素晴らしいものだった。
9. 脱獄、そして犠牲(第451話)

インペルダウン編で育まれたルフィとMr.2ボン・クレーとの友情は、おそらくルフィが一味の仲間たちや家族以外の人とのあいだで築いたなかでも最も固い友情の1つだろう。ボン・クレーとルフィは、極めて風変わりな個性を持っているという共通点があるために気が合い、独特のケミストリーを生んでいる。こうした前提があるからこそ、マゼラン署長に化けて動力室に正義の門の開門を指示し麦わらの一味のインペルダウンからの脱獄を助ける、という彼の計画が明かされたシーンが強く心に訴えかけてくるのだ。ボン・クレーがルフィを助けるために自己犠牲を払ったのはこれが2度目であり最後だが、少なくともこのときはルフィが友に贈る心からの謝意を聞くことができたのがせめてもの救いだ。
8. ゼフの脚になにがあったのか(第26話)

サンジは『ONE PIECE』のなかでも、特に悲しい過去を持ったキャラクターの1人だ。彼の人生は、辛い出来事の連続だ。幼いころのサンジは海賊、ましてや自身とともに無人島に漂着したゼフになどまったく関心がなかった。しかし、ゼフが自身の脚を犠牲にしてまで彼を助けたことをサンジが知る場面は、実に心温まる瞬間だ。出会って以降ずっと凶悪な海賊にすぎないと思っていたゼフが、実は今まで出会ったなかでも最も無私な人間であったことをサンジが知るこの場面は、『ONE PIECE』のなかでも特に記憶に残る瞬間だ。
7. 「ワンピースは実在する! 」、白ひげの演説(第485話)

マリンフォード頂上戦争のさなか、白ひげの最期の瞬間に誰もが注目し、戦いが一時的に止まる。万感胸に迫るこのシーンで死を目前に控えた白ひげは、「ワンピースは実在する! 」と全世界に宣言する。そして、我々は白ひげが立ったまま息絶えた、という驚きの事実を目の当たりにするのだ。1人の海賊の時代が終わり、新たな時代がはじまることを告げる瞬間だった。
6. ゾロがルフィの痛みを我が痛みとする(第377話)

これは、麦わらの一味における戦闘員としてのゾロの立ち位置を確固たるものにした場面だ 。 ルフィがゲッコー・モリアとの激闘の末に疲弊して倒れ、ほかの麦わら一味もバーソロミュー・くまに倒されてしまい、残っているのはゾロただ1人となってしまう 。 現状ではくまに勝つことは不可能だと悟ったゾロは、自身の命と引き換えにルフィを助命することを提案する 。