【漫画】長女の夜泣きに限界の母 早朝の喫茶店で怒られる? 予想外の展開に涙

引用元:マグミクス
【漫画】長女の夜泣きに限界の母 早朝の喫茶店で怒られる? 予想外の展開に涙

 急に夜泣きをするようになった長女。ひたすら泣く。抱っこでゆらゆらで泣き止む。でも眠りはしない。母は座ることも寝転ぶことも許されず朝まで抱っこ……。3日目の朝、母は限界を超えてプツンと糸が切れ、ボロボロの状態で長女を連れて早朝の散歩に出かけます。入った喫茶店でモーニングを食べ、帰ろうとすると、女性がつかつかと近づいてきて……。

【マンガ】疲れ果てて早朝に向かった喫茶店で… 本編を読む

 さざなみさん(@3MshXcteuuT241U)が自身の体験を描いたマンガ『長女の夜泣きの思い出』をTwitterで公開すると、同じように育児に悩んだ経験のあるお母さんたちから、「泣ける」「私もそうだった」と共感の声が続出しました。

 作者のさざなみさんに、お話を聞きました。

ーーさざなみさんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。

 子供の頃、4コママンガやイラストを取り混ぜた壁新聞のようなものを描くのが好きでした。ペットや家族旅行、好きなおやつランキングなど、見てくれる家族の興味に合わせて内容を工夫していたことを覚えています。4コママンガに起承転結が必要だと知ったのもその時期です。

ーー『長女の夜泣きの思い出』についてお伺いします。限界を感じて訪れた喫茶店で、女性から声をかけられますが、このときの女性の言葉で、さざなみさんはどのようなお気持ちになりましたか?

 怒られるのかと思っていたので、私をねぎらう内容の言葉に驚きました。特に、「子供を泣かせてもいい」という言葉はそのあとも何度も思い出しました。とにかく泣かせてはいけない、泣きやませなくてはいけない、泣かせていては育児放棄だ、泣いている子はかわいそうな子なのだ、という思い込みが溶け去った瞬間でした。 【漫画】長女の夜泣きに限界の母 早朝の喫茶店で怒られる? 予想外の展開に涙 喫茶店で女性に怒られる…!?(さざなみさん提供) ーー作品に対する反応で、特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。

 もちろん、一番多かったのは共感の声でした。現在まさに同じように苦しんでいるという人もいれば、何年も前の夜泣きの思い出がよみがえったという人もいます。育児の悩みというものは普遍的で、一朝一夕に解決できるようなものではない、ということがよく分かりました。

 また、現在育児に全く関わりがない、という世代からもコメントをいただきました。自分も誰かが大変な思いをして育ててくれたのだという発見、感謝の思い。夜泣き対応をしている親への素直な賞賛。勇気づけられる、とても優しい言葉が並んでいました!

ーー現在、子供の夜泣きで困っているお母さんたちには、どのような言葉をかけたいですか?

 現在子供の泣き声を苦痛に感じている人は、当時の私と同じような考えに自ら苦しめられているのかもしれません。思い切って外へ出れば、「世の中は意外と寛容で緩やかだ」と感じられるような出会いや発見が待ち受けているかもしれません。

ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?

 育児に従事する生活で起こる出来事は、とても個人的なことなのに他の人にも通じるという、奇妙な普遍性を持ったテーマです。言語化され、マンガという表現形式にされたものを見ることで自分の感情が整理された、という感想をもらうこともあります。これからも、みんなが感じている大切な瞬間や思いを、マンガという形にしていきたいと思っています! マグミクス編集部