大河歴代ワースト『いだてん』にNHK会長「理想を最後まで貫いてくれた」紅白“低調”も前向き

　NHKの上田良一会長は9日東京・渋谷の同局で定例会見を開き、昨年末に放送された「第70回NHK紅白歌合戦」が歴代ワーストの視聴率を記録したことについて「若い世代を中心に上昇傾向もある」と言及した。

【写真】須田亜香里「本丸御殿イメージ衣装です」

　ビデオリサーチの調査では後半の第二部が関東地区で37・3％と現在の二部制になってから最低となったが、同局の担当者は「前半で女性層の20代、30代はこの4年間で一番高い状況」と説明。同会長は司会や出場歌手、ラグビー日本代表や審査員などのゲスト、特別企画枠の出演者に触れながら「それぞれの魅力で盛り上げてくれた。大変多くの視聴者に楽しんでいただけたと受け止めている」と話した。

　紅白と同様に歴代ワーストの視聴率となったNHK大河ドラマ「いだてん」については「いろいろ困難があった中で、低迷は残念ではありますが、当初の理想を最後まで貫いてくれた」と制作陣をねぎらった。