TBSラジオ、東日本大震災から9年の「3.11」に各番組で特集

引用元:オリコン
TBSラジオ、東日本大震災から9年の「3.11」に各番組で特集

 TBSラジオでは、東日本大震災から9年となることを受け、あす11日に各番組で特集を放送。『生島ヒロシのおはよう一直線』(前5:00~6:30)、『ジェーン・スー生活は踊る』(前11:00~後1:00)、『ACTION』(後3:30~5:30)、『荻上チキ Session-22』(後10:00~11:55)でさまざまな特集を行う。

【画像】特集を行う各番組

 『おはよう一直線』では「風化させない東日本大震災」として、東日本大震災の被災者・遺族でもある生島ヒロシが、故郷の気仙沼を中心に、“復興の歩みを止めてはならない”というメッセージを発信。気仙沼で今年の4月に開校予定の「気仙沼リアス調理専門学校」から全面生中継で、気仙沼の今を伝える。

 『生活は踊る』では、デイリーストックアクション実行委員会の取り組み「常温保存可能食品を一定量ストックしながら食べていく=防災食」について紹介。岩手県大槌町でボランティア活動をしていた、実行委員会の梅沢義明さんにインタビューしつつ、実際に小倉弘子アナが家で「防災食」を実践する。

 『ACTION』では、9日から5日間通して「東日本大震災」をテーマに、ゲストコーナー(後4時30分頃)を放送。9日は宮城県出身の宮藤官九郎が石巻市を訪問し、石巻に暮らす人たちが、被災直後に何を思い、今どんな愚痴を抱えているのか。宮藤が現地の人たちと膝を突き合わせて、話を聞いた。尾崎世界観がパーソナリティーを務める10日は、故郷は福島県富岡町で、猪苗代湖ズとして、バンドの形で震災と向き合い続けてきた渡辺俊美がゲスト。「復興とバンド」というテーマで、震災当時と、9年経った今の思いを語った(番組は「radiko」タイムフリーで1週間以内なら無料で聞くことが可能)。

 11日には、小説家・俳優・ラッパーなど幅広く活躍しているいとうせいこうがゲスト。2013年に出版された、東日本大震災をテーマにした小説『想像ラジオ』は大きな話題となったが、パーソナリティーのDJ松永が震災当時に何を考えたのかや、教訓とするべきことなどを聞く。12日は、小説『わたしがいなかった街で』の著者である柴崎友香をゲストに迎え、パーソナリティーの羽田圭介と小説家としての震災との向き合い方など、「社会の揺らぎと創作」についてトークを繰り広げる。

 最終日の12日は、2015年から福島県南相馬市に移り住み、“「警戒区域」に指定された小高区に「世界で一番美しい場所」を創りたい”という想いで2年前にブックカフェ「フルハウス」をオープンした柳美里が出演。パーソナリティーの武田砂鉄が、柳に南相馬で暮らす日々のこと、福島県の高校の校歌を作詞したことなどを迫る。

 11日放送の『Session-22』では、パーソナリティーの荻上チキが東北の現地放送局から当日の様子を伝えるほか、福島県から同局の崎山敏也記者の取材報告も行われる。そのほか、福島出身のTBSラジオ澤田大樹記者が、双葉郡の高校を取材。演劇を通して震災や土地の記憶を伝える取り組みを伝える。