ダニエル・クレイグ、『007』最新作が“呪われた映画”呼ばわりされることに怒り

ダニエル・クレイグ、『007』最新作が“呪われた映画”呼ばわりされることに怒り

 イギリスの人気スパイ映画『007』シリーズの最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、英米の公開が4月から11月に延期されたが、完成するまでもさまざまな問題に見舞われた。そんな理由で、海外メディアでは“呪われた映画”と言われることがしばしばあり、6代目のジェームズ・ボンドを演じる俳優のダニエル・クレイグは怒っているという。

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 前作の『007 スペクター』から5年後の公開となる『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』。ダニエルのボンド降板の噂から始まり、ダニー・ボイル監督が「創作上の意見の相違」を理由に降板。映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』の脚本などで知られるキャリー・ジョージ・フクナガが監督に決まり、撮影が始まると、今度はダニエルが足首を負傷。撮影スタジオでは爆発事故にも見舞われた。

 ダニエルは男性誌「GQ」アメリカ版でのインタビューで、作品が“cursed(呪われている)”と言われると「腹が立つ」とコメント。「(そう言われることで逆に) “俺たちの映画に災いを招くな”っていう気分になる。こっちはベストを尽くしてやってるんだ」と、“cursed”と言う言葉に敏感になっている様子だ。

 ダニエルはインタビューで『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』について、「これが(ボンドを演じる)最後の作品になる」と断言している。また、これまでは尊重から脚本に口出ししなかったが、そうしなかったことを後悔したという。それで今回は積極的に脚本作りにも関わったそうだ。