藤井聡太七段 棋王戦予選準々決勝で敗退 2期連続本戦入り逃す 今期勝率8割切る

藤井聡太七段 棋王戦予選準々決勝で敗退 2期連続本戦入り逃す 今期勝率8割切る

 将棋の最年少プロ棋士・藤井聡太七段(17)は9日、大阪市の関西将棋会館で指された棋王戦予選7組の準々決勝で出口若武四段(24)に負け、同棋戦の敗退が決まった。

 前期も予選決勝で都成竜馬六段(30)に敗れ、本戦トーナメントへ進出できず、2期連続で本戦入りを逃した。これで今期通算成績を45勝12敗(9日現在、未放映のテレビ対局を除く)とし、勝率は7割8分9厘と8割の大台を切った。

 実質デビュー年度から過去2期連続で8割を突破し、羽生善治九段(1986~89年度の4期連続)以来、30年ぶりの3期連続が期待される藤井。加えて2期連続で輝いている年度勝率1位継続のためにも、今月中に予定される残り数局は負けられなくなった。