“卒業発表”の松井珠理奈に涙なし SKE48劇場のファンは「そろそろだと思っていたけど今日なんて」

人気アイドルグループSKE48の松井珠理奈（22）が7日、同グループから卒業することを発表した。松井は1期生として2008年にSKE48入り。18年6月にナゴヤドームで行われた選抜総選挙では1位に輝いた。

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　珠理奈は泣かなかった。7日、名古屋・栄のSKE48劇場でのチームS公演アンコールで「お珠理ー」というメンバーの呼び掛けを受け、薄紫のロングドレス姿で登場。自ら作詞した「あの日交わした約束」をソロで歌った後、「卒業します」とさばさばと語り始めた。ファンは予感していたようで「えー」と低く静かな声が劇場内に響いたという。

　「皆も成長してきた」と、涙を流すメンバーを気遣う珠理奈。はっきりした理由の説明はなかったというが、「私にとってもSKEにとってもスタート」「前向きな卒業です」と笑顔で語った。卒業日は未定としながら、最後には「卒業までに体調を戻します」。ぎりぎりまで踏ん張っていたことを示唆した。「卒業公演じゃないんだから」と客席に近寄り、残念がるファンに手を振って来場に感謝した。

　客席やロビーを後にしたファンは、暗い顔ながらも「そろそろだと思っていたけど今日なんて」「卒業発表は9割方、あると思っていた」。見越していたようで驚きは少なかった。「劇場公演の出演も絞られ無理していた」と悲痛な表情で口々に語っていた。