“忍者”藤崎智、待望の初勝利なるか 個性豊かな3選手と対決/麻雀・Mリーグ

引用元:AbemaTIMES

 Mリーグ機構は「大和証券Mリーグ2019」、12月8日1回戦に出場する4選手を発表した。注目は、今期からMリーグに参戦したKONAMI麻雀格闘倶楽部・藤崎智(連盟)。いぶし銀のプレーを見せているが、まだリーグ初勝利を得られていない。今回こそ“忍者”が主役になるか。

【中継映像】藤崎智、Mリーグ初勝利なるか

 藤崎は、超攻撃的な麻雀を貫くKONAMI麻雀格闘倶楽部において、渋い打ち回しを見せる存在。トップもないがラスもなく、イメージどおりの役回りを演じている。とはいえ、開幕から2カ月が過ぎ、勝利がないのも落ち着かないところ。より忍者に徹するためにも、1つの白星が必要だ。

 藤崎が忍者なら、EX風林火山の勝又健志(連盟)は“軍師”。研究量、知識量の豊富さをベースに、確実のプラスポイントを積み重ねている。今期はトップ・ラスでもポイントはプラスになると、より踏み込んだ戦い方が、好結果につながっている。

 バランス派といえば、渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)の名が挙がる。個人成績こそ29人中最下位だが、紙一重の展開が続いており、ひとつ噛み合えば連勝してもおかしくない存在だ。チームのエース多井隆晴(RMU)の病欠中も乗り越えたチームだけに、松本が復活すれば、一気に首位争いに顔を出す。

 “魅せる麻雀”を掲げながら、今期は守備力アップについても声が多いのが、TEAM雷電・萩原聖人(連盟)。スター選手ゆえに、放銃覚悟で突っ込みたいところ、耐えに耐えているシーンが増えている。それでも、大舞台では役満をテンパイするなど、持って生まれたスター性は抜きん出ているため、役満でもアガろうものなら、あっという間に個人ランキングを上げそうだ。

【12月8日1回戦】

EX風林火山・勝又健志(連盟) 個人5位 +157.1
KONAMI麻雀格闘倶楽部・藤崎智(連盟) 個人26位 ▲137.7
渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会) 個人29位 ▲236.8
TEAM雷電・萩原聖人(連盟) 個人19位 ▲69.3

【12月6日終了時点での成績】

1位 EX風林火山 +201.2(42/90)
2位 KADOKAWAサクラナイツ +135.5(42/90)
3位 渋谷ABEMAS +28.7(42/90)
4位 U-NEXT Pirates ▲2.9(42/90)
5位 TEAM雷電 ▲9.5(42/90)
6位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲18.8(42/90)
7位 セガサミーフェニックス ▲150.1(42/90)
8位 赤坂ドリブンズ ▲184.1(42/90)

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。