【花組】柚香光、再演は「え~って感じで衝撃」 13日に開幕『はいからさんが通る』

【花組】柚香光、再演は「え~って感じで衝撃」 13日に開幕『はいからさんが通る』

 宝塚歌劇団花組トップスター、柚香光(ゆずか・れい)が13日に兵庫・宝塚大劇場で開幕する「はいからさんが通る」(4月20日まで)にかける思いを語った。

 女優に転身した明日海りお(34)の後任として昨年11月25日に花組トップスターに就任し、今回が本拠地・宝塚大劇場お披露目公演。

 大和和紀さんの同名人気漫画が原作で、大正浪漫華やかな東京を舞台に“はいからさん”こと花村紅緒と許嫁の伊集院忍の恋模様を描く。2017年に柚香主演で大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティと東京・日本青年館において上演した話題作を再演する。

 眉目秀麗ながら笑い上戸な陸軍少尉・忍役の柚香は本拠地での上演に「え~って感じで衝撃でしたね。小劇場と大劇場では、作り手側は意識を変えないとお客さまには届かない。人数が増える、装飾が華やかになるので、立っている一人一人が存在感や説得力を増さないと」と気持ちも新たに挑戦する。

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため宝塚歌劇も先月29日から公演を中止していたが、消毒や感染予防策を講じた上で9日から再開。

 柚香も予定通り初日を迎えることになったが、緊張感もある異例の公演に「見られているのはすごく感じます。それで助けられることもありますし、自分がなすべきことができているのか、自分の言動がみんなに影響を及ぼすのは感じます」と早くもトップスターの自覚にあふれていた。