ＳｉｘＴＯＮＥＳ×Ｓｎｏｗ　Ｍａｎ、紅白でパフォーマンス「ジャニーさんと一緒にいられた」

◆第７０回ＮＨＫ紅白歌合戦（３１日、東京・ＮＨＫホール）

　第７０回ＮＨＫ紅白歌合戦が３１日、東京・ＮＨＫホールで行われた。７月に亡くなったジャニーズ事務所前社長のジャニー喜多川さん（享年８７）の追悼で６人組「ＳｉｘＴＯＮＥＳ（ストーンズ）」、９人組「Ｓｎｏｗ　Ｍａｎ」が、２２日の同時ＣＤデビューに弾みとなるパフォーマンスを披露。小中学生５人組「Ｆｏｏｒｉｎ」がトップバッターで出演。前夜の「第６１回　輝く！日本レコード大賞」（日本作曲家協会主催）で史上最年少の大賞を受賞したのに続き、令和初の年末の話題の中心となった。

　ジャニーズＪｒ．にとっても、００年にスタートしたＢＳプレミアム「ザ少年倶楽部」（金曜・後６時）などで慣れ親しんだＮＨＫホールだ。「Ｓｉｘ―」のジェシー（２３）は「ジャニーさん（の魂）と一緒にいられたので、うれしかったです。これからは僕らが新しい時代を作れるよう頑張っていきます」と伸び伸びと歌声を響かせた。

　２組を先頭にＪｒ．が披露したのは、ジャニーさんが集大成と位置づけて２０１２年に初演した「ジャニーズ・アイランド」の定番曲「ＬＥＴ’Ｓ　ＧＯ　ＴＯ　ＥＡＲＴＨ」と少年隊が１９８６年に初演した「ＰＬＡＹＺＯＮＥ」から歌い継がれてきた「Ｌｅｔ’ｓ　Ｇｏ　ｔｏ　Ｔｏｋｙｏ」のメドレー。平和への思い、日本の素晴らしさとジャニーさんが強く胸に抱いていた思いを体現した楽曲だった。

　「Ｓｉｘ―」「Ｓｎｏｗ―」は２２日にＣＤデビューが決まっている。ジャニーズ初の同時、また令和初のデビューは、ジャニーさんが倒れる２日前に滝沢秀明副社長（３７）と話し合って決めたことだった。その滝沢副社長もステージ裏のモニターでパフォーマンスを見届けた。

　「Ｓｎｏｗ―」は過去５度、「Ｓｉｘ―」のメンバーも先輩のバックで出演経験はあるが「Ｓｎｏｗ―」の岩本照（ひかる、２６）は「景色が違った」と、かみ締める。出演後には、今回が初出演のジャニーズカウントダウンライブに向かった。デビューを前に、先輩同様に年末恒例の“はしご”も体験した。岩本は「まずはデビューシングルを一人でも多くの人に手に取っていただくというのが一番近い目標」と掲げ、その先にある１年後の「初出場」も見据える。 報知新聞社