鷲見玲奈アナ、2年前に語っていた東京五輪への思い

引用元:日刊スポーツ
鷲見玲奈アナ、2年前に語っていた東京五輪への思い

<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>

テレビ東京の鷲見玲奈アナウンサー(29)が、3月末をもって退社する。

スポーツキャスターとして「東京オリンピック(五輪)に何かしらの形で関わりたい」という本人の話を聞いていたので、開催直前での退社を残念に思う。

2年ほど前、初めて鷲見アナにインタビューした。東京五輪に向けた連載企画で、平昌(ピョンチャン)五輪の取材経験を振り返ってもらいつつ、来る東京開催への思いを聞いたのだった。

平昌は鷲見アナにとって初めてのオリンピック取材で、「ついに関われるんだといううれしさがあった」「アナウンサーになって良かったと思う瞬間が何度もあった」と充実感いっぱいに語っていた。同時に東京五輪への思いも強くしたようで、その時「何かしらの形で関わりたい」と話していた。

その取材以来、顔を合わせれば雑談に応じてくれる気さくな人でもある。鷲見アナが登壇した、とある番組の取材会の後、東京五輪のキャスター人事などまだまだと知りながら「オリンピックがあるから忙しくなりますね」などと意地悪く振ってみると、鷲見アナは「いやいやいや…まだ分からないですから」と苦笑していた。

本人は控えめだったが、「テレ東のスポーツアナ」と言えば一番に鷲見アナの名前が挙がったし、東京五輪のキャスターとなることは既定路線だと思っていた。

それから半年も経たずに、テレ東を去ることになるとは思わなかった。4月からは芸能事務所「セント・フォース」入りし、フリーアナとして活動するという。最近は、俳優や歌手が所属する芸能プロダクションに籍を置く元局アナも多い。華のある鷲見アナがその道を選択しても違和感はなかったのだが、選んだのは情報報道番組に強い同事務所だった。

昨年末のプライベートに関する一部報道以降、担当していた夜のスポーツ番組に復帰することはなかった。東京五輪に携わる可能性を模索して新天地を選択したのだろうか。いつか雑談しながら、鷲見アナの東京五輪取材話を聞ける未来があればと思っている。