広瀬八段、王将戦“王手”も気を引き締め…第6局へ「意識しすぎないように」

広瀬八段、王将戦“王手”も気を引き締め…第6局へ「意識しすぎないように」

 第69期大阪王将杯王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)第5局に勝った挑戦者の広瀬章人八段(33)は一夜明けた7日、対局の舞台となった大阪市内を散策した。渡辺明王将(35)との大激戦を制し、3勝2敗で先に“王手”をかけた広瀬は今局を振り返り「敗戦を覚悟した局面もあったが、諦めなかったことが結果につながった」とホッとした表情。次局に向け「先手番なので多少有利かなと思うが、意識しすぎないようにしたい」と気を引き締めていた。

 通天閣の下にある大正時代の将棋名人・坂田(戸籍上は阪田)三吉氏をしのび建立された「王将碑」に立ち寄り、王将位初獲得を誓った。第6局は13、14日の両日、佐賀県上峰町の「大幸園」で指される。