徳井と田村の復帰成功の裏でツキにも見放された…宮迫博之の悲哀

徳井と田村の復帰成功の裏でツキにも見放された…宮迫博之の悲哀

城下尊之【芸能界ぶっちゃけトーク】

 新型コロナウイルスの感染拡大が芸能界にも大きな影響を与えている。

 ジャニーズ事務所やEXILEら有名アーティストをかかえる大手事務所などは、すべてのコンサートを中止するなどの対応をしている。

 我々が日常、取材に出かける芸能イベントもある。例えば、映画の製作発表や試写会の主演者舞台挨拶、新CMの発表会などだ。ファンが集まるものもあれば、記者を中心にメディアだけが集まるものもある。メディアだけでも話題のタレントが登場するとなれば、100人規模の関係者が集まることもある。その芸能取材イベントが次々に中止や延期となって、正直、取材するものがないという状況だ。今週の前半のある日は、15のイベントのうち11がなくなったほどだ。

 そんな中、画面から消えていたチュートリアルの徳井義実(44)が仕事復帰を決め、まずはNetflixのレギュラー番組に出演するという。問題がなければ、地上波テレビも、という流れだ。新型コロナのドサクサの陰でというわけではないだろうが、目立たずに復帰がかなったということは言える。彼の場合は、昨年のうちに税金の無申告問題をクリアにして反省したわけだし、キチンと支払いは終わらせているので、業界でも「そろそろいいのでは」という声は上がっていた。レギュラー番組の中では、名前を出さないまでも徳井のことに触れて笑いを取り、復帰を待っている雰囲気の番組もあった。あたたかく、良い仲間がいてくれるということだろう。

■イベント自粛でツキもない

 それより前に仕事復帰を果たしたのが、闇営業問題で謹慎していたロンドンブーツ1号2号の田村亮(48)だ。こちらも、ここへ来てテレビ地上波のレギュラーだったテレビ朝日系「ロンドンハーツ」での地上波解禁が秒読み。順調な流れとなっている。そこには相方の田村淳が積極的に動いて会社をつくり、吉本興業との専属エージェント契約も結んで道筋をつけてくれたことが大きい。強力にサポートしてきた、良い仲間がいてくれたということだ。そんな仲間は一朝一夕にはできない。これまでの仕事ぶりや人柄が大事なのだろう。

 その一方で、苦戦している人がいる。新しい仲間を頼った宮迫博之(49)だ。ユーチューバーとして活動を再開したが、それは狭義の意味で芸能界の仕事とは違う。知人たちも手が出しにくい。イベント出演などで露出を高めたいところだったが、今は自粛が続く。ツキもないということだ。

(城下尊之/芸能ジャーナリスト)