保釈の槇原敬之被告、CD発売や楽曲の配信停止なら損害賠償金は億単位に

保釈の槇原敬之被告、CD発売や楽曲の配信停止なら損害賠償金は億単位に

 シンガー・ソングライター、槇原敬之被告(50)は6日、保釈保証金500万円を納付し、勾留先の警視庁東京湾岸署から保釈された。

 「どんなときも。」「もう恋なんてしない」、SMAPへの提供曲「世界に一つだけの花」などを数々の名曲を生み出し、昨年10月にデビュー30周年イヤーに突入し、逮捕を受けて発売を延期した提供曲のカバーアルバム「Bespoke」など、さまざまな企画を予定していた。

 1999年に覚醒剤所持事件で起訴された際、市場からCDなどが回収されたが、今回もCDの発売や楽曲の配信が停止になる可能性が高く、損害賠償金は億単位に上るとみられる。

 ただ、槇原楽曲の発売元である各レコード会社は「現状は動きはない」としており、判決を待って対応するようだ。

 99年の逮捕時は懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を受けたが、判決後に槇原被告は「初心に帰っていい音楽を作ることで、ファンの皆さんにつぐないをしたい」と再起を誓い、2000年に活動を再開していた。